見出し画像

結婚式の実体験『犯人はだれだ!!』

新郎新婦さんにとって、一生に一度のイベントである結婚式。

半年〜1年以上かけて大変な準備を重ね、待ちに待った本番当日。

たくさんの人達が関わって、力を合わせてここまできたからこそ失敗なんか絶対にあってはなりません。

私はその披露宴の会場キャプテンとして、サービススタッフをまとめると言う立場にあります。

サービススタッフといっても実際はアルバイト。
ここだけの話、大学生や高校生がサービスしています。

中には『今日初めてです。』なんていう子もいるんですよ💦

皆さんにとっては正直たまったもんじゃないかもしれません。

しかしですね。
サービス業も人手不足なのです。
お許しいただきたい😭

もちろんきちんと指導、教育を施した上で
サービスに入らせておりますのでご安心ください。

そんなスタッフもいるものですから、
私が恐れているのは

『お客様への粗相』です。
・会場内での食器、グラスの『破損』
・料理や飲み物をお客様にかけてしまう『汚損』

破損はとても大きな音がします。
スピーチやDVDの最中だった場合、雰囲気が
台無し。

ドレスやスーツ、着物を汚してしまう汚損はもっと最悪。クリーニング代が発生してしまいますし、お客様にとって大切な衣装を汚させるのは我慢ならない。

ですからスタッフのミーティングでは必ず
『無理する必要はないから、確実なサービスを』
これを伝えています。

その日もサービススタッフには
『落ち着いて、確実なサービスを。焦る必要はないからね。』
と伝え、本番に臨みます。

サービススタッフは比較的慣れているメンバー。
まあ、問題はないでしょう。

順調に披露宴は進み、サプライズDVDの場面。
会場が暗くなるので、念のためにサービスはストップさせます。

『ガシャーン‼️』

え?なに??

DVD上映中なので会場は真っ暗。

それでもとにかく音のした方へ向かう。

そこにはテーブル上のグラスや瓶が倒れ、
ゲストの方はビールまみれ🍻
せっかくの料理も床に落ちてしまっています。

(やってしまったか😭)

まずは謝罪、
そしておしぼりナフキンを手渡します。

『大変申し訳ございませんでした。』
『クリーニング代をお支払いさせていただきます。』

『いや、こちらこそ申し訳ございません。全然大丈夫ですから☺️』

(いやいやそんなわけない💦)

とりあえずお客様はお怒りではないようです。
それどころか笑顔の対応。

とにかくもう一度深々と謝罪をして、スタッフたちを問い詰めます。

『誰だミスったのは⁉️』

『いや、私じゃないです』
『俺でもないですよ』
『自分でもないです。』

『てかスタッフ全員、バックヤードにいましたよ?かまたくさんの指示で』

『、、、。だよねー。』

会場が明るくなったので、改めてそこのテーブルを見に行くと、、、

『大人しくしてなさいっていったでしょ😡』
めちゃくちゃ怒られている未就学児を発見。

(ああ、この子か、、、💦)

どうやらこの子がテーブルクロスを握って
いきなりダッシュしたんだそう。

(そんなことある?)

あるんですよねー。
子供はいつだって予測不能です。😓

我々スタッフも小さなお子様がいる場合は注意しながらサービスをします。

親御様も決して目を離さぬようよろしくお願いします🙇。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?