最後の冠模試

昨日は某予備校の京大模試だった。最後の冠模試。目に見える形で結果が欲しかった。

今年一年通して京大模試は多分五回くらい受けたけどD判とB判が一回ずつで、残りは全部E判だった。10月の予備校Tの京大模試は問題指示無視で英語大幅減点くらうわ、11月頭の予備校Kの京大模試は(結果はまだわからんけど)数学わからなさすぎて0完するわ、とにかく悲惨だった。だからこそ結果がより一層欲しかった。特に数学。

そして迎えた昨日。1限の国語は何とかやり切って2限目の数学。問題を見て、これなら解けると思った。5問中3問に絞って解いた。実際90/150もあれば合格圏内の点数だからだ。今回の問題の難易度が優しめだったからな気もするが、2週間ほど前の絶望感はそこにはなかった。実際、選んだ3問は全て答えまで出し切った。

そして今、模範解答を見た。3問中2問はおそらく完解だろう。そこまではよかった。3問の中でも最後に解いた1問。それは何気ない一般的な微積の問題だった。レベル感としては青チャートの基本問題くらいではないだろうか。計算ミスさえなければこれで90達成かな。そう思っていた。神様のいたずらかと言いたくなるような光景だった。あろうことか、まさに、その、計算ミスをしてしまっていたのだ。今回の微積では積分区間に「有理数-無理数」が含まれていてしかも4乗しなければならなかった(あとからわかったことだがやはりもっと計算を楽にする方法はあった)。そこでミスったのか、いや違う。まさかとは思ったが微分の段階で計算ミスをしていたのだ。さらに最悪なのがこの問題は小問2つにわかれていて、(1)の微分で出した値をもとに(2)で積分をつかって面積を求めるものだった。微分でミスをしたことでそのあとの値がほぼすべて違うものとなった。考え方はあっているのでそこで部分点があるかもしれないが本番なら一発で×にされても文句は言えない。数学できるどうこう以前の問題だ。本番では少しのずれが命取りになる。

今回は気負わず楽に行こうと決めて臨んだ。結果解き方はすぐにわかったが計算ミスをした。確かに楽に気負わず行くことは大切だと思う。しかし、その中にもやはり緊張感は幾分か含んでおいた方がいいようである。そこの配分は少々難しいところではある気がするが、普段の演習から意識して自分に最も合う状態を探していくしかなさそうだ。

反省点ばかりの結果のようにも思えるが高3になってから今まで成長していることは確実だ。高校生になってからを考えるとそれはなおさらだ。中3の全国模試の数学で10/100をたたき出した自分が今や京大を目指している。受験は最後受かってしまえば何でもいい。それまでどうだったかとか関係ない。だから受かることしか考えない。今回のミスも本番でなくてよかったと思え。

自分なら受かると信じて勉強するだけ。ただ、どれだけできるようになっても満足するな。自信を持ちながらも謙虚であれ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?