感情の共存

今、いろんな感情を抱えながら毎日を過ごしている。感情の内容についての具体的な言及は避けるが、多くの感情が交差している。

一つ一つ対処するのもありだが、労力が大きい。さらにその感情が独立していればいいが、混じり合っていると一つの感情への対処が他の感情へ(良くも悪くも)影響を与える。万事うまくいくようになっていればいいが、なかなかそれを許してはくれない。どの感情も価値のあるが故に簡単には手放せない。しかし、手放さなければそれはそれで事態の複雑化を招きうる。そんなことをひたすら繰り返す。堂々巡り。

弱冠19歳の人間にどこまで多くの感情を共存させることができるだろうか。まあせいぜい二つ、いやそれすらも難しいのかもしれない。何か一つの感情に本能的に対処するために無意識のうちに防衛本能が働く。しかしそれが良くない方向に進んでいると知る。一つの感情の対処に対してまた複数の感情が働きかける。この営みは収束しない。二つ以上の感情を共存させようとすることはすなわち無数の感情を共存させようとすることなのかもしれない。

自分の感情の行く末はどこなのか、自分ですらわからなくなることが多い。路頭に迷ったときに頼れるのはなんなのか。自分の根底にある何かなのか。それすらわからない状態で感情と向き合わなければならない。行き先のない、行き方もわからないホワイトアウトが永続的に起こる広場にいる。少しくらい道があってもいいのに。そう簡単には行かせてくれないらしい。

今日も明日もゴールのない-というより、ゴールがありすぎるあまり定まるものがないー迷宮と向き合うしかない。

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