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「繊細さん」気質について

他人に声をかける時に色々考えすぎて行動に移せない。
他人の負の感情に影響を受けやすく、怒鳴ってる人が同じ場にいると胸が苦しくなり、勝手に涙が出てくることさえある。
たとえ仲のいい人であっても、飲み会など長時間話しているとどっと疲れがくる。

これらはHSP、いわゆる繊細さんの気質らしい。
対人関係では、この気質によって他人が仕事をしているのに自分は暇であるという状況にいたたまれなくなって手伝ったり、悩んでいる人がいると話を聞いたりすることがある。行動自体はいい人に見えるが、その原理はそうしないと自分も共感してしんどくなるからである。

先日、望月もちぎさんのnoteを見て思い出したことがある。
もちぎさんは幼少期の経験から、会話の「回し役」として行動しなければという思いが長年あったそうだ。

他人にいさかいが起きようと、本当に悪いのは自分じゃない。あるいは自分が原因の一つにあっても、自分だけが悪いわけじゃない。でもあたいは言い逃れできない罪悪感を持って、常に目を見張らせていた。

 そして裏を返せば、自分さえ頑張れば他人をどうにかできるものだと思っていたのだ。機嫌取りに失敗すれば自分のせい、成功すれば自分の仕事だから当たり前。そういう報われない思考に陥っていた。

 他人の感情なんて、そのほとんどが別の他人によってどうにかできるものでもないのに。

「役に立たないと存在しちゃダメ」 ←と思ってる時期がありましたわ。|望月もちぎ

これは、私が他人の感情に対して行う行動ととてもよく似ていた。そして「自分が頑張っても他人はどうにかできない」ということは、まさに元気のない友人を助けたいと代わりにカウンセリングに行った私にカウンセラーさんが言った言葉だった。

他人の感情は自分のことのようで、干渉してしまう。
それは自分本位の考えからくるおせっかいでしかないし、他人の感情はその人のものでありその人がコントロールすべきものなのである。
他人は他人であり、自分は自分であるという線引きを、もっと考えていきたいと思っている。

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