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黄門ちゃいまの世直し旅/第31話[母は何者…]

ナレーター/一同は、サラちゃんが青森に来てくるべく交渉をする為、母に話をするのであった!

母/サラが話してた人達ってあなた方のことね。
既にサラには1週間前に少し聞いていました。
ただ、私たちのことは、絶対に公言しないように
お願いしたいのです。
私達は影で生きる身、今はこの世には存在しないという事になっています!
私達アマミいち族は歴史が古く起源12万年前まで遡ります。
私達が愛した神殿は、海の底に眠っていますが、いつかはその存在が明らかになるでしょう。
私達は先祖からの口伝を受け継いでいます。
それは、神の意志が崩れさろうとする時、最高神が目覚めると…

ナレーター/母から突然知らされる情報に息をのみ、一同の目に映るのは暗闇に浮かび上がる母の顔のみであった!それはまるで時間が止まったかのような静寂した時間だった。

鈴/お母さん、その最高神がサラちゃんという事ですか…

母/最高神は私達にも分からないのよ…
ただ、私達にはその意志を受信し、そしてその意志を成熟させる為に動く事が私達の役目なのよ、

鈴/ではサラちゃんが最高神からの受信を?

母/最高神が直接意志を伝えるのは、私達の歴史上経験の無い事よ…サラが心のオーラで受け取っている意識はサラだけが分かるものなの…
ただ言えることは、サラの能力は4万年前に最も最高神に近かった「アウオ」の啓示を受けたとされるアマムの能力に匹敵するのよ…
今のサラは私達には奇跡の人なのです!

あなたは鈴ちゃんでしたね、沖縄のアマミクはアマムの意志を引き継いだそのうちの1人なのですよ…
アマ族は1万2000年前にバラバラになり各大陸に移動したけど…きっとアマの意志だけは引き継いでくれてるはず!

鈴/そんな事まで口伝されているのですね、
        すごく勉強になりました、ありがとうござ
        います。

ナレーター/律子は今までの経緯を母に説明した。

母/そうね!あなた方がサラに会いに来たのは、神の導きがあっての事、私が引き止めるわけにはいかないわ…
世界を地球を救う、その役目を背負っているのかも知れない。そんな予感もするわ…

律子/お母さんも一緒に青森に来てください

母/私はこの地を離れる訳にはいかないの…
毎日のお祈りが私達にかされた命(めい)なのよ

ナレーター/母は我が子「サラ」に小さく頷きながら声をかけた。

母/サラ…、青森に1人で行くのは大丈夫だよネ

サラ/うん、大丈夫だよ!それよりも楽しみ!

サラちゃんの嬉しさ

母/良かった♡

母/それとそちらに居るのは水戸黄門様と助さん
格さんね、いつもテレビで見ておりました!

御老公/いえいえ、面目無い(めんぼくない)次第です!あのような形でドラマや映画に描かれた事、恥ずかしくもあり、嬉しくもあり、複雑な思いでございます。

助・格/私達はテレビに直々に出たいくらいの思いです。もっと心に迫りて感じ得る芝居が出来そうものを…

ナレーター/御老公が笑いの口火をきり、一同大笑い致しました!

母/さて、くれぐれも、サラを頼みますね。

ナレーター/一同は責任と期待を胸に、頷くのであった!

御老公/皆さん、明日の朝出発しましょうかな
私も今日は疲れました!

律子/ご隠居さんたら、ぅふ…(´˘`๑)うんうん!

一同/ハッハッハッハッハッハー

ナレーター/一同は近くのホテルに泊まり、翌朝鈴ちゃんと母が見送り、御老公一行と律子親子、サラちゃんと共に青森に戻るのであった!

沖縄を飛び立つ


続く………


この物語はフェクションです、

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