黄門ちゃいまの世直し旅/第26話[タイムスリップの秘密が]
おじさん/あの電話での件じゃがのぅ~
ナレーター/おじさんが静かに口火を切った!
おじさん/
タイムスリップを起こしたと聞いているが、それは確かなようじゃのぅ~、
こうして、御老公や格さん助さんまで、目の前で歴史を語られては、信じるほかあるまいな。
実はこの事は代々口伝で伝えられていたのじゃ、
まさか、私の代で遭遇するとは、夢にも、おもとらんじゃった。
口伝ではこのように「伝えられていた」のじゃ
律子/それで、おじさん!その文書を読んだ事があるんですか?
おじさん/それが、封印されとるのじゃよ!
おじさん/その封印の鍵を記しているのがこの文書じゃ、2冊あるんじゃよ。
シャカムタ文書とシャカムタイ文書が…そのシャカムタ文書が封印されとるのじゃよ…
それで、シャカムタ解読文書(シャカムタイ)と言うのが、聖徳太子によって記されたんじゃ!
聖徳太子とて原文(シャカムタ文書)を見ることは無かったそうじゃが、色々な口伝を元に副読本(シャカムタイ文書)を書き記したそうじゃ、それがこの本書じゃ…
これには、シャカムタが釈迦の手によって記されたと言う事が書いてあるのじゃ…
そしてシャカムタには弥勒の世の扉を開ける重要な手掛かりが知るされているという。
そしてな、このシャカムタの封印を解くのは、過去から時を超えて来る者でしか、開けれないそうじゃ…
それが今という事じゃ…
ここからが恐ろしい事じゃ…
この封印を解くべき者の命は、神にその命を捧げなければならないと書いてあるのじゃよ~
律子/えー!それって生け贄って事ですか!
おじさん/いや、そうとは書いておらん!死ぬことも覚悟しなければならないよという事じゃ
律子/良かった!
おじさん/いや、それが良いことではないのじゃよ!
封印を解きし者、後戻りは出来ないと書かれてあるんじゃ
律子/あの~今、ちょっと気になったんですけど
御老公さん達は元の世界に戻れるんですか?
おじさん/いや、この封印を解かぬ限り、時間を遡る事は出来ないんじゃ。
要するに御老公達3人が、封印を解くべき者なんじゃ、そして弥勒の世に導く者として選ばれてしまったという事じゃ
ただ、この宿命を放棄すると、世界は破滅へと突き進むだろーと書いてあるんじゃよ
いずれにしても、今の現世にこのまま残って、そう遠くない世界の終わりを待つか、世界を、いや、地球自体を弥勒の世に導くか………
それは、時を超えし者と3人の弥勒の意思を持った者が導くであろうと書かれておるのじゃ
御老公/そうですか、太子様が書かれた本にそのような事が記されているのですか…
助さん/これは歴史を左右する文献に……
格さん/この本書が原因で太子様が不可解な死
を……
御老公/それは大いに関係が有りそうですな…
しかし、今はそれどころではなさそ
うじゃ
御老公/私の命は残り少ないが、助さん、格さ
ん、覚悟は有りますかな…
助・格/私共は江戸に妻子がおります、この現世
に残るのは死んだも同然、もちろん覚
悟は出来ています!
おじさん/そうですな
しかし、弥勒の意思を持った者を見つ
けなければ…
おじさん/
そうじゃ、以前曽祖父から聞いた事が有るぞ…ちょっと待ってくれ…思い出すのでな……そう、弥勒は3・6・9で弥勒(みろく)[三六九]なはずじゃ。弥勒は最初の意思とそして知恵と行動が伴って完成する。それで三位一体じゃ!
そうじゃ、
弥勒の3は[意志の人]
弥勒の6は[知恵の人]
弥勒の9は[行動の人]
ちょっと待ってくれよ
なぜ、今の現世にタイムスリップしたかが問題じゃ
おじさん/御老公!現世にタイムスリップしてから最初に人を助けたのは、誰かのぅ…
格さん/確か?…女性に逃げらて…
助さん/確か?…女性にどつかれて(バーンされた)
御老公/そうじゃ、最初に助けたのは二郎君じゃ…
おじさん/それが因果の法則じゃ、これでわかったぞ、律子さん、二郎君は天津湯(あまのゆ)の何代目じゃ?
律子/9代目にあたります!
おじさん/それじゃよ、二郎君が弥勒の……
[行動の人]じゃよ
律子/それでは…天二郎が…
二郎/僕が…
ナレーター/驚く、律子と天二郎…
律子/それでは、二郎は命を捧げろと…
おじさん/
いや、もう一度整理するぞ、封印を解く者はタイムスリップした者達だから御老公達、3人じゃ。なので二郎君は封印を解くには関係が無いので安心してくれ。ただし、弥勒の世に導くには二郎君が必要という事になる!
それは行動としての最大の役目じゃ、命はそう簡単には崩れ無いと想像出来るぞ、しかし、命を削るだけの行動力と決意が必要じゃ、その役割はいずれ時(とき)と共に理解し進んで行くと思われる。
だが、厄介な事は、封印を解いた後(あと)じゃ
そこには何が書かれているのか、想像もつかぬのじゃ、封印を解けばタイムスリップは出来るようになると思うが
ちょっと待って下されよ……
ナレーター/おじさんは肝心なことを思い出したかのようにシャカムタイのページをめくり始めた!
おじさん/
え~解読文書(シャカムタイ)の末尾に書かれていた~はず~で………もう1人の人物が……
続く………
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