フルーツドロップ

短編小説を投稿します。素人ですが楽しんで書いていこうと思います。頑張って読んでください…

フルーツドロップ

短編小説を投稿します。素人ですが楽しんで書いていこうと思います。頑張って読んでください!(^^)!

最近の記事

時打ち 第九話 謎解きはランチの前に

     1 私の名前はシライシ。家庭用品を扱う会社で営業をやっている。 朝9時から夕方5時まで勤務するが、リモートで仕事をすることもあるので、毎日は出社しない。遠方に出張に行くときも出社しないことがある。 昼11時 朝一の営業会議が終わったので、社内のフリースペースに移動する。 ここは今日も混んでいたが、標的を確認したので近くに移動する。 ラッキーなことに標的の隣の席が空いていた。 「先輩!おはようございます」 「ああ、おはようシライシさん」 彼の名前はカミクラ。私の2年

    • 時打ち 第八話 シュレッダーの猫

           1 僕はサトウ。大学4年生。経済学を専攻している。 今日授業は無いけど卒論を書くために大学に来ている。 朝10時 所属しているゼミの助教授に卒論のアドバイスをもらいに来た。 「何か卒論のテーマになるようなことは見つけられたのかな?」 「いえ、全然思い浮かばないので困っています」 「じゃあ、君が私生活で興味を持っていることから探していくといいよ」 「特にこれといって無いんですよね。趣味にお金を使うこともないですし」 助教授は少し考えるように上を向いた後、真面目な顔

      • 時打ち

        #創作大賞2024 #ファンタジー小説部門 あらすじ第一話 十割バッター私はバッセン店長のアライ。 朝10時から夜9時まではずっとここにいて、お客さんの対応や設備の管理を行っている。 朝10時 いつもくるおじいちゃんが今日の1人目のお客さん。 挨拶を交わして自販機でメダルを購入した後、ベンチに座って準備を始めた。 両手に手袋をはめて準備運動。靴は運動用のランニングシューズで色は白。 服は上下グレーのスウェットで一見するとパジャマっぽくも見えるが、バッティングはしやすそうだ

      時打ち 第九話 謎解きはランチの前に