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とおく ちかく

五歳児さんは年明けから
街探検に出かけるのが恒例。
とはいえ、時期的に
インフルだなんだとあって
そう回数は行けないようなのだけど。

キッズカメラを園にもらったとのことで
気に入ったものを
何個かずつ
自分で撮影もできるんだって。
今どきな保育活動〜

例年はその体験をもとに
保育園の周りの街作りをするんだけど
自分の撮った写真を
昨年の5歳児さんがとても気に入っていたので
今年は、街作り、のほかに
街探検アルバムを作ることに。

比べるというわけでもないのだけど
昨年は、街探検の写真と言いつつ、
お互いをとりあっているような写真が
圧倒的に多かった。

今年はどうだろ?
と写真をみると、本当に街探検の写真って感じ。
人は1枚だけ。
それも担任の先生。
よく園児にいじられる先生なので
「人気ものね〜」
とからかうと
撮影した5歳児から
「信号撮りたかっただけなのに
たまたま先生はいっちゃったんだよ」
と目的ではないときっぱり否定。
おいおい、照れ隠しがすぎるぞ(笑)

しかも、その写真、だれもアルバムに使おうとしないから残っているし。

「だれか〜。ひきとってよ」
と先生泣き真似したけど
みんな作業に集中(のふり?)

心やさしい女子が
「あいてるから」
と空きスペースにはってくれましたとさ。

話戻って、写真をみんなで鑑賞した印象。
園児だし、
近く、足下、のほうに
興味、目線がいくのかな?
そんな写真が多いかな?
と思っていました。

お花、どっかのお庭の石像、歩道の黄色のブロック
少し目線あがって
押しボタン、ポスト、自動販売機、重機、
会社の看板

低い、近い、ちょうど彼らの目線かな。
と思うもの。

一方で5歳児さんにはめずらしいかも?
と目をひいたのがいくつか。

歩道橋の上からの景色、
屋根屋根の向こうの学校(姉が通っているらしい)
ビルの上のほう(ヘリコプターがちっちゃくうつってた)
遠くまでまっすぐな道

他の写真に比べて、
広く、遠く。

学校の写真以外は
一人の女子が撮っていたものだった。
いつも仲良しさんのまねっこをすることが多い人なのだけど、
写真では、みんなとはけっこう違うところ見て
心動かしているという印象で意外だった。

その写真の効果だろうか、
今日のアルバムは
仲良しさんといっしょ、
にこだわらずに作っていて
(まあ、色とかはおそろいにしてたけど)
担任の先生もそれがうれしかったみたいだ。


みんなで、
カメラを一番近づけて撮ったのどれだろう?
一番遠くまで撮れていそうなのはどれだろう?
なんてことも話してみた。
みんな、実感や根拠をもって答えてくれた。
実体験があるってすごいな。

街探検写真、一番人気は
某ディスカウントストアのペンギン。
撮影時から、
あれ、撮りに行こうよ!
と先生に提案していたそうで。

そうかー、あのペンギンって人気なんだ、
と、あれをちょっと見直したのでした

#幼児とアート

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