お言葉遣い

3歳クラスの皆さんにさよならの挨拶をして
帰ろうとしたところ
「ありがとうございました。お気をつけてお帰りください」
と丁寧なご挨拶がとびだした。
一人が言うと
口々に
「気をつけてお帰りください」
「来てくれてありがとうございました」
の大合唱。
かまずに言えてるよ!

お育ちのいい子たちの多い園ではあるが
ここまでのことはいままでなかったはずだが??!

そこで思い当たるのが
園長先生。
元気でテキパキした方ですが
そこにいつもふんわりと
お嬢様な、育ちのよさそうな人の香りというか
よいシツケを受けた方の振る舞いが
いつもただよっているのです

そーいえば、先日も
教室で別れたあと、
玄関まで来て
また来てね〜!ばいば〜い!
って見送りに来てくれた子どもたちと
やりとりしていたら
「来てくれてありがとうございました。
 お気をつけてお帰りください
 ってお見送りするのよ」
とたしなめていた。
いやいや、それほどのモノでもございませんので
と笑いながら帰りましたが、
子どもたちのマナーのために
そこは神妙に私もご挨拶を受けとかなきゃいけなかったわねぇ
と自分を省みた。

3歳さんたちの丁寧な見送りに
「みんなに盛大にお見送りしてもらって
感激だわ。
なんてすばらしいご挨拶でしょう」
と言いつつ
園を出た私。

その後、乗換えの駅で
山の手線を反対方向に乗り、
いつもの倍近くかかって帰宅。
子どもたちに
お気をつけてお帰りくださいパワーを
送ってもらったのにな〜
ざんねん

それはともかく
このくらい素直に吸収する彼ら。
セラピーを学んだ人間として
できうる限り
自尊感情を尊重した言葉がけ、
価値観の押しつけにならない言葉遣いを
意識しているけれど
今日も
彼らの吸収のよさを見たら
ほんと、気をつけよう、
少なくとも
自尊感情けずるほうは
使わないようにしよう
こうやってすりこまれていくんだな
と思ったのでした

#幼児とアート

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