幼児の発想力ってやつね

保育園等でいわゆる「製作の時間」を外部講師として担当しています。
保育園で外部講師、
英会話とか、体操とかではよく聞くかもですが、
製作系は少ないみたいですね。
教育に熱心な保育園さんです。

先日は3歳児さんたちとはさみに慣れるための
アートプロセス。

個々には使っていても
一斉に使用は初めてということで
3,4人のグループ単位で使って
担任の先生、私、サポートの先生と
ほぼマンツーマンで
はさみを使っている子を見守る態勢に。

そうすると、
他のグループは待っている時間で
手持ちの素材で遊びだすよねー。

ごっこ遊びが始まっているのが
聞こえてきたんだけど

「ひざがいたくてだめなのよ~」

という女児二人の会話が聞こえてきて…
き、気になる
何のごっこ遊び???
続きを聞きたかったけど
見守りから離れられずでした
どういう場面?まさか病院の待合室???

さて、この日は
折り紙を
ちょきん!と
切るのではなくて
ちょきちょきちょき!と
切って、
ひらひらを作る活動。


ちょきちょきちょき ひらひら

ちょっとやって見せたところ

「バレリーナのお洋服みたい~♥」
「スカート♥」
と女子たちからおおむね好評な反応。

そのなかで
「ウマ??」
という声も一人。

自分で切ったものをあらためて見て
「あー。足が1,2,3,4本あって、
胴体で、ウマみたいだね!」

これは予想外だけど、楽しい発想でした。

基本的に、個人個人のイメージをできるだけ
大事にしながらの活動をしていますので、
みんな、わりと自由に自分のイメージを口にしてくれる。

こういう子どもの自然な発想を
私はいただいて、
また、次回の製作の時間に活かさせてもらうのでした。
そうすると、活動内容に子どもたちの共感を得やすい感じがする。

ちなみに、この折り紙のちょきちょきも
ある1歳児が折り紙のきれはし(上のきょうだいが不要になったもの)を
じーーーっと集中して切り込みをいれている姿を
自分の教室で見かけた時に思いつきました。

案の定、3歳さんも集中し、かつ、成功体験になったようで
担任の先生も大感激でした。

#幼児とアート

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