見出し画像

細長い紙をつなぐだけのこと

3歳児さんたち、
街探検が最近楽しいらしい

ポスト見つけたり
消火栓見つけたり

私のアートのクラスでは
おうちと保育園を
道でつないでもらうことに。

細長い画用紙をたくさん用意して
「おうちから保育園に行けるようにしよ〜」
と言うと
みんな、最初は怪訝な顔をしていたが、
あ、迷路みたいなことかな?
と気づくと楽しそう。

迷路みたいに
あっちまがり、こっちまがりして
「紙足りなくなった〜」
って声も。

園とおうちの間に2本の道を作って
行きはこっちから
帰りはこっちから
分けたいタイプ?

もう一人の2本の道は
玄関への道と
地下への道
なにやら冒険や秘密の匂い。

細長い画用紙だけでこんなに楽しい。

一方で
一本の紙を
園とおうちの間に貼って
「できたよ」
という人も。
た、た、たしかに。
合理的とも言える?

「おうち近いの?」
と担任の先生に尋ねると
「自転車の後ろに乗って来るから
あんまり、途中の道、という意識はないのかも」

その推察に一理ありそうな。。。

ほかには
長い画用紙が楽しくて
「おうちのそばに木がはえてきて〜」
と細長い形を活かして
形遊びを始める人。
「それもいいけど、今日は道を作ろう」
という支援の先生の声がけ。
ためしに、指くん登場で
「あ〜、保育園からおうちに着けないよ〜。道路がほしい」
と嘆いていると
「はい」
と細長い紙を途中に置いてくれる。
指くん歩きます。
「ここまでは来れたけど、まだおうちまで遠いな〜
ジャンプしたら届くかな〜」
と指くんの嘆きに
「はい」
とさらにおうちまで道をつないでくれる。

うんうん、道つながったね
さ、あとは、貼るかな
と思ったけど
指くん退場したら
道路は解散して
長い紙でおうちの周りに
塀が作られ始めたので

うん、
やることはわかってる
けど、気がのらないんだね!

ということをこちらが理解。

細長い紙と
おうち、保育園の間の道
この材料と設定だけで
かなり楽しみました。

#幼児とアート




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?