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小背悦出雲あやかしホテルに就職します12の「かまあげそば」

旅先でしか食べられないものは数多いですが、また食べたい!!!と現在進行形で強く強く願っているのがこのかまあげそばです。
見た目は私にはわかりませんが、小説によると蕎麦湯にそばが浸かった状態で出てくるので、白く濁っているそうです。
ここにそばつゆの現役を注いだり、かつおぶし、小ネギ、もみじおろしなどの薬味を入れて自分の好みの味で食べられます。
まずは何も入れずに食べてみることを作中では進めていて、食べに行く前にこの一文を読んでいればと、猛烈に後悔しています。
というのも、最後に飲んだ蕎麦湯が、これまでの人生で飲んできたそばつゆなしではとても飲めたものではないというイメージを根底から覆す劇的なおいしさだったからです。

そばの香りも、濃厚な気配も、すべてがおいしくて、塩味なんていらないと初めて思った蕎麦湯でした。
そばもほどよい細さで、硬さも適度、ぼそぼそした感じもなく、世の中にこんなにおいしいそばがあるのかと感動しました。
そこのお店は16、7台くらいの駐車場があるそうですが、こんなおいしいそばを出しているのだから納得です。
一緒に冷たいおそばもついてきて、こちらにも薬味やつゆをかけ、2団になっているので1段目の薬味などを写して食べる形式でした。
こちらは事前に読んでいた傭兵代理店で出てきた食べ方でしたが、私は断然暖かい方がこのみでした。
お取り寄せがこれだけ発達しているので、なんとかもう一度あの味を食べられないかとかんがえているところです。
また行けばいいんですけどね。
そばがあんなにいい香りだと感じたことも、おいしいと思ったこともなかったので、人生が揺さぶられるような体験でした。
こんなおいしいものに出会えたことは至福の喜びです。
出雲におでかけの際はぜひかまあげそばを召し上がってください

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