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カバンをめぐる葛藤

おしゃれと実用性は両立しにくいとされているのは昔からかと思います。
バッグも例外ではなく、持ち手が細いほど、本たいが小さいほど、かわいらしく見えます。

しかし、現実にそうしたかばんは使い勝手はよろしくないのです。
細い持ち手では食い込んで痛いし、小さいと荷物が何も入りません。

だからといって、リュックがベストかというとそうでもありません。
最近はかわいいデザインのものも増え、体への負担は少ないとされていますが、さっとほしいものが出せません。
定期券やスマホだけでなく、遮光眼鏡もかなり場所をとるおおぶりフレームです。
スマホを音声で聞いているのでイヤホン類もセットで必要になります。
また、白杖を持っているので、リュックをいちいち肩からおろして前に持ってくるのも大変なので、小銭いれもほしかったりします。

こういうことを考えて、リュック+ショルダーバッグがベターと思っていましたが、どうしても片側に負担がかかるのは避けられません。

そう、皆まで言う必要はありません。
正解は荷物を減らすことなのです。
スマホが色々な機能を身につけてくれたおかげで、カメラや虫眼鏡、拡大読書き、レコーダー、音声図書再生機は持ち歩かずに済むようになりつつあります。
しかし、スマホが電池切れにならないよう、モバイルバッテリーが必要になってきまして、これが他のものを補って余りある重量感なのです。
下手な石なんかよりずっと凶器になりそうな重さです。
メガネやブルートゥースイヤホンのケースは嵩張るし、財布も小銭が硬貨ごとに分けられるもの、カードが入れられるもの、さっと取り出したいものなどと分けているといくつも必要になってしまいます。
身体障害者手帳、同講演後用のハンコ、ハンカチ、ティッシュ・・・一体どれを減らしたらいいというのでしょうか。

カバンの形もサイズも中身も定まらないまま、肩こりに悩むのでした。
荷物が少ない人が賢いって、何かの本に書いてあったような・・・。

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