参考料理のオンパレード「かくりよの宿飯 あやかしお宿シリーズ」

友麻碧さんの小説のご紹介です。
私は小説しか読んだことがありませんが、アニメ化されているようなので、ご存知の方は多いかもしれません。

かくりよという妖(あやかし(が住まう世界に、亡き祖父の借金があり、その肩代わりとして天神屋の大旦那のお嫁さんになることを迫られた女子大生の椿 葵が、お金を稼ぐために料理処を始めるというストーリーです。
全10巻で、本編は終了していますが、その後の話として短編集も出ています。

徐々に明らかになっていく葵の家系にかけられた呪いや、かくりよが抱える問題など、ストーリーの魅力はものすごく、あっという間に全巻読破してしまいました。
それに勝るとも劣らないのが葵が作る料理です。
ちょっとした料理どころというサイズかんもいい感じで、魚の紐のや卵焼きなどの定番料理もおいしそうですが、和和風オムライスだったり、チョコレート白玉だあったり、ひとひねりされた料理のアイデアも秀逸です!

私はオムライスはあまり好きではないのですが、この和風オムライスは、醤油も使ったチキンライスと、大根おろしとポン酢、青じそをのせて食べるのでさっぱりしていてすっごく食べやすいです。
ペロリといってしまうこと間違いなしのお味でした。

作中に登場していて、まだ作ったことのない料理もたくさんあり、黒酢炒飯などもいつか作って食べたいなあと、たくさん刺激をもらえる内容です。

ところどころ感動や悲しさで泣きながら、食べ物に引かれておなかを空かせながら、楽しく読みました。

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