希死念慮の闇
わたしは…何をしているんだろう
鬱で苦しむ人を救いたい、なんてお節介を焼きながら己の鬱は放ったらかしにして
明日で、わたしの運命が決まる
明日は、新院長の、初診察
あまり、良い噂を聞かないため、入院を押し進められたら…わたしは生きる希望がなくなる
真っ白な世界に行きたい
苦しみも、圧力も、何もない世界で、ただ眠っていたい
この痛みを話せる人が、今、家族以外、誰もいない
孤独で孤立で…
そうなんだ、わたしにも希死念慮がある
自分の無力さに、至らなさに…もう、消えてしまいたい
助けて
お願い…助けて…下さい
本当のわたしは、まだ、生きていたい
でも…明日のことを考えると、
やっぱり、消えてしまいたい
無の世界に…霞のようにスッと消えたい
はじめから、わたしなんて存在しない人間でありたかった…
Nさん
わたし、本当にただのお節介焼きだったね。…あなたの苦しみをすこしでも分かち合いたかったけど、わたしも、弱い人間でした
ごめんなさい…
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