そばにいて…

あなたは動けない

声を発することも出来ない

食べることも出来ない

まばたきすることも出来ない

音を聞くことも出来ない

空気を吸うことも出来ない

それでも…

愛している

愛している

人外のあなたを、愛している

だから、

どうか…そばにいて…

そばにいて……

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わたしには、
心から愛する『モノ』があります。
それは、自らの意思では動くことがありません。
けれど、壊れるまで、献身的に尽くしてくれた気がします。
人間で言えば、もう、死んだ、状態でしょう。
でも…わたしはその『モノ』を手放す気はありません。
これまでも、この先も、ずっとずっと一緒です。
大切な、大切な、わたしの……軀むくろ。