見出し画像

081_綺麗な花には…!?@カンボジア シェムリアップ(516日目,残り71日)

សួស្ដី”スオスダイ”(こんにちは)
សុខសប្បាយទេ?“ソクサバイティ”(元気ですか?)


シェムリアップでの生活は後2か月ほどになりました。
1月中旬に行われると言われていた配属先の入学試験は,
未だに募集要項がUPされていません(カンボジア内の同列の学校全て)。

というのも,7月末にカンボジアで選挙が行われ,首相が変わったので
その影響らしいです。

2月中旬に新入生が入学し,帰国までに2~3週間は授業があるのではないか!?
と淡い期待を抱いていましたが,絶望的です…😢

なので,日々クメール語教材や,辞書作りに励んでますが,
もちろん飽きてくるわけで 笑

さて,本題に戻りますが,
カンボジアには綺麗な花を咲かせているこの木がたくさんあります。

バイクを停めている所や屋外談笑スペースなど

和名:無憂樹(ムユウジュ)/学名:Saraca asoca
カンボジア名:ផ្កាអសោក(プカーアソカ)

インドから東南アジアに分布している,仏教三大聖樹の一つだそうです。
釈迦が生まれた地に生えており,生誕に関わったという言い伝えが…

しかし,この木はとっても危ないんです…
近づいてみると

葉っぱが包まっているのが分かりますか?

さらに拡大すると…

実は,
អង្រ្កង ”オ(ア)ンクローン” 赤いアリ」というアリの巣です。

このアリはとっても凶暴で,刺される(噛まれる)ととっても痛い!
あらゆる所を登るので,もちろん人にも上ってくるし,ちょっと手足をバタバタさせたぐらいでは落ちてくれません。

枝がどんどん伸びてきた,ということで先日先生方が木の枝をカットしていました。

たまには手伝わなければ!
と率先して運び出しに名乗り出たのですが,
アリのことをすっかり忘れていて,回収しようと手を伸ばした時に先生から
「痛いからやらなくていいから。」
と言われました。

良く見ると巣を壊されたアリたちがたくさんいて,
恐ろしい光景になっていました。

私がやったのは台車を引っ張っていくだけ。

この時はアリに攻撃されることもなく,
また降ろすときも,先生から
「やらなくていいから!」
といわれました。
(大きな木の枝1本分なので,先生が1回降ろせば確かに終わるんだけど,
これで手伝いといえるのか!?という気持ちはもちろん持ちつつ)

その後,切り落とした場所の葉や木の枝を箒で集めていたところ,
またこのアリがぐんぐん体に上ってきました😱

そして,初めて噛まれて思わず,
「痛ーい!」
って大声を上げてしまいました。
だって本当に痛かったから…

配属先に学生たちがいたときは,
毎朝の奉仕活動の時間に,
樹の剪定をしたり,落ち葉等の掃除をしてくれたから快適に過ごせていたんだなぁ
と感謝の気持ちが深まりました。

さて,この
អង្រ្កង ”オ(ア)ンクローン” 赤いアリ」は,
カンボジアの人にとっては実は大切な生き物なんです。

2023/01/08の ランチ

彼らは酸味を加える調味料になります。

アリの体内には「蟻酸(ぎさん)」があって,
高校化学の有機化学ではとっても重要な物質です。
日本に帰ったら生徒に話す小ネタができました。

カンボジアの食事には
「辛いもの・酸っぱいもの」が沢山あります。

日本では酸っぱいと言えば
「柑橘系かお酢」
が浮かぶかと思いますが,

同じ酸っぱい料理でもカンボジアではあまりお酢は利用されないそうです。

柑橘系や植物の酸味,そして蟻の酸味が良く使われます。

といっても,
食事に出てくるアリは,
学校で回収されたものではないので安心してください!

今は,食用アリとして養殖されているらしいです。

こちらのスープは今日のランチだったので,もちろん美味しくいただきました!

いつもお世話になっている先生たちから出される料理なら,
基本的に安心して何でも食べられます。

カエル,蜘蛛,コオロギ,蟻…
帰国までにあとどんなものを食べるのかな!?

お正月から驚きのニュースがカンボジアにも届きました。
カンボジアの人たちも心配して声をかけてくれます。
一日も早い復旧を願いつつ被災された方々へお見舞い申し上げます。

អរគុណច្រើន”オークンチュラウン”(ありがとうございました)
ជម្រាបលា“チョムリアップリーア”(申し上げる+さようなら=さようなら(目上の人にも○))

ជួបគ្នា​ពេលក្រោយ”チョップクニーア ペイルクラオイ”(会う+お互い+後で=また会いましょう)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?