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【投資戦略】君は神様を信じるか

どうしてもインデックス投資だけでは物足りない、アクティブに運用したいという君に前回はひとつ目の方法を伝えた。

今回は二つ目のハナシだ。以前以下の記事では思わせぶりに「アレ」と書いている。

この投資先はゴールドのような商品でも投資ファンドでもない一つのカイシャだ。そして…

宣伝をシナイ

実績をひけらかし腕組みしてドヤることはシナイ

提灯記事でステマ広告を打つこともしない

失敗しても他責にしない

インデックス投資下げ発言をしない

NISAで購入できる

投資信託のような保有コストはかからない

NISAなら購入手数料がかからないネット証券もある

配当は出していないが、長期でオルカンやS&P500などのインデックスファンドにリターンで優っている

君の父親が発見したそんな素敵でナイショの投資先なので、ここからは超高額な有料記事にナル

というのは冗談だ。
noteには悪いが息子からマネーをもらっても嬉しくナイ。その投資先の主なスペックスは以下の通り。

創業 1888年
100年以上の歴史をもつ

時価総額 約140兆円
日本で時価総額トップのトヨタ自動車の約3倍

リターン 
過去50年間年平均でS&P500の年利10%に対して約22%と倍のパフォーマンス

手元資金 約29兆円
デンマークやノルウェーの国家予算規模

会社名
Berkshire Hathaway(バークシャー・ハザウェイ)


投資の神様ウォーレン・バフェット氏の会社だ。

ファンドに近い形態の投資会社で、同氏やその部下が投資したり買収したりした会社の集合体。自社で何かを作っているワケではない。

保有している会社はApple、コカ・コーラ、アメックスなど日本人に馴染み深い会社の他、保険会社や鉄道会社、エネルギー企業など多岐にわたる。

上場企業だけでなく非上場ふくめ子会社は60社以上にもなる。

最近の日本株上昇のきっかけのひとつは、同氏が日本の5大商社株を大量購入したことが一因と言われている。彼の言葉は投資の格言になっているものが多いし投資先はみなが注目する。

日系独立ファンドのようにやたらと理念語りをせず、株主のために高いリターンを追究し結果を出しつづけてイル。

そんな同社の目的は以下のように気取らずストレートだ。適正な株価に対し収益を最大化する=投資家のリターンの最大化だ。

「我々の長期的な財政上の目的は、自社株の内在価値の一株当たり平均年間収益率の最大化である」

出典:Wikipedia

ちなみにバフェット氏と同社は失敗もよくする。コロナ前には大量に航空株を買って損失を出したり、長くIT企業に投資せず機会損失したりしている。

神様だからと言って万能ではない。そして以下のように失敗は失敗として認めて、自分達はこれからも失敗しながら学ぶという姿勢をとる。

謙虚な姿勢も含めリスペクトされている。

成績不振を暗に後継者のせいにするような発言をするファンドとは違う(いつから日本人はこんな風になってしまったのか…同じ日本人としてカナシイ限りだ)

しかし不思議と自分の周囲で同社に投資している人はイナイ。

その理由はなんとなく分かる気がスル。われわれ日本人には馴染みのない名前だし、何をやっている会社かもよくワカラナイからだ。

それに神様といわれているバフェット氏の年間平均リターンは20%程度と、一見目をむくほとの成績には見えない。

秒速で億を稼ぎたいニンゲンや、倍率25倍のFXとかテンバガー狙いの投資家には刺激が足りないのダロウ。

しかし50年間毎年22%株価が複利で増えて行くと100万円が200億近くにもナルのだ。

投資の神様が経営する投資会社・・

自分は信じて資金の一部で投資している。
結果は以下の通り。
・初めて投資した2017年の投資額から約3倍⤴
・累計投資額に対しては約2倍⤴
・含み益約+100万円弱(2024/6/10時点)⤴

ただし懸念点は二つある

ひとつは本当の神様ではないので同氏にも寿命があることだ。長年二人三脚で会社を運営していた盟友のチャーリー・マンガー氏は99歳で昨年亡くなっている。

失礼だが、93歳と高齢のバフェット氏にはそう遠くないハナシだ。君が投資家としてデビューするまで現役でいる保証はナイ。

経営の神様と言われたパナソニック創業者の松下幸之助氏。亡くなった後に同社は低迷シテイル。一方でスマホを発明したジョブスのApple、ビル・ゲイツの引退したMicrosoftは大きく成長している。

同社の未来はどうだろうか?

二つ目は
直近のリターンが以前ほどS&P500と差がない点だ。以下のブロガーの方が直近の成績を整理している(複利のチカラで億り人という素敵な名前のブログからの引用だ)それでもそのへんの国産アクティブファンドより高いリターンだが…

要因は、運用額が大きくなり過ぎて金額に見合うだけの投資先が限られているからと言われている。

数兆円から数十兆円を超える投資金を投じる優良企業を見つけるのは、想像するだけでも大変だろうと思う。

神と神の後継者となる弟子たちを信じるのであれば同社に投資するのもヨイ。現在の同社株は7万円弱で購入可能だが、君が投資する頃はいくらになっているだろう。

追記
新聞や投資雑誌は同社やバフェット氏の保有銘柄や投資先は気にするが、なぜか同社への投資はススメない。同社の実績と自社のリターンを比較されると不都合な人達がいるのカナ?

※掲載する情報は投資勧誘を目的としたものではありません。株式などの金融商品や不動産の取引は損失を出す恐れがあります。

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