妊娠〜出産②妊娠高血圧症候群

30週目の妊婦検診まであと3日。
来週から産前休暇に入る予定なので、
仕事は今週いっぱいで終了です。
引き継ぎ資料を作ったり、最後できるところまで書類を作り込んだり、追い込み期間。

上司から送別会のお誘いがありましたが
血圧が上がらないように食事管理をしていたので
お断りしました。
妊娠後期は定時上がり、週3休みの超ホワイト環境でした。

そして30週の妊婦健診。
1週間朝晩検測した血圧の結果を見せて
助産師さんに相談。むくみはあり。
尿検査と詳細の血小板の数などを調べる詳細の血液検査をしてもらいました。
エコーをとってもらうと
胎盤異常が見られますね〜と。
連絡をしたら家族は来られますか、
出来れば来てもらってください。
と言われました。

深刻さはなく、
なぜ呼ぶのか詳細な説明はなかったのか
聞き損じたのか。
採血するから貧血の心配で車運転しない方がいいのかなと思い
仕事中の旦那を呼び出しました。

旦那を呼んだ旨を受付の人に話して
2時間ほど血液検査の結果を待ちました。

旦那が到着する前に診察室に呼ばれました。

「血液検査の結果
予想よりも数値が悪くなってました。」
 「今日の午後、小児科の先生もいるので
帝王切開で出産した方がいいと思います。
今手術室の空きを確認しています。」

え、今日??
入院の準備は産前休暇に入ったらすぐやろうと思ってたのでまだやってなかった。
そんな急なの?普通入院して血圧管理とかでは…?
胎盤異常という言葉を思い出し
赤ちゃんになにかあったのかと不安になります。


詳細は旦那が来てからということなので
とりあえずまた待合室に戻り
旦那に電話。
旦那が到着するまで、
入院に必要なものをリスト化していきます。

30分後、旦那が到着しました。
受付にその旨を伝えると
診察室に呼ばれました。


「血液検査をした結果、
血小板の値が非常に悪くなっていました。
血が止まりにくい状態です。
この状態で帝王切開するのは
お母さんも危険な状態ですが
血圧が急激に上昇したことや
血液検査の結果が急激に悪くなったことを考えると
これから管理して悪くならないようにするより
早く出産してあげたほうが
母子ともに安全です。
この後、赤ちゃんのためにお母さんに筋肉注射を打ちます。
ほんとうは1日おいた方がいいのですが
これ以上数値が悪くならないとも言えないので
これからすぐに筋肉注射を打って
今日の3時頃の枠で
手術をしたいと思います。」

説明を受けたのは13時頃。
夜になると人手も少なくなるので
できるだけ早く、ということです。

先生は診断書を見せながら
詳細の説明をしてくれました。

体の不調は全くありませんが
妊娠高血圧症候群に伴う
HELLP症候群でした。

急展開で不安が押し寄せるというよりか
理解が追いつかない。
出産て、
臨月になって、まだかまだかと陣痛を待って
陣痛が来たら赤ちゃんが生まれるまで耐えて
果てしない戦いだと思って準備してたのに
こんなことあるんだね、と
筋肉注射を打たれながら
旦那と話すのでした。

↑診断書
血液検査の結果が出る前は管理入院の予定だったようで、方針に入院がかかれてます。

先生の言葉は思い出しながらなので
正確ではありません。
深刻さはなく、普通の健診のような口調で
話してくれました。
びっくりしたでしょう、
現代の医療では、何も見えない母体で赤ちゃんの成長を待つよりも、管理された医療体制の元、
分娩して保育器で育てた方が安全という考え方が一般的なんです。

そんな説明を受けて
もうあとは先生に任せようと思いました。


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