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ストレスと独り身とホテル暮らしとー フィフスシーズン【第5回・茨城県つくば《前編》】


 2022年10月31日の真昼間。本日の旅の始まりは、「オプションはどうする? 裏オプションありますよ」……と、リフレ店の女の子に誘惑され摘発される街、秋葉原
 風俗より風呂(♨)に行きたい私が旅の前の腹ごしらえ。

 相変わらずデカイなあ~~。こちら、『ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba』には、人生で何度かテレビやパソコンを買いに来たが、今では用があるのは8階のレストラン街のみ。

 よくできたリアルな食品サンプルが並んでいるのを目にしてしまうと、どうしても私の食欲と美的センスが蠢いてしまう。
 こちらの『万豚記』でランチだ。

 整然とした店内は良いのだが、看板キャラの服を着た二足歩行の豚は……デザインが雑で不細工🤔

「ところで、この酢豚を見てくれ。こいつをどう思う?」
「すごく……黒いです……😊」
 真っ黒酢豚定食¥1408。通常の酢豚と違い、衣に包まれておらず、豚の角煮に酢豚のタレをかけたような感じ。ボリュームもあって美味しいのだが、タレの酸味がちょっと強過ぎなのが欠点。

 つくばエクスプレスでやって来たのはー 『みらい平駅』。駅舎自体は普通に大きいのだが……

 大型のマンションに対して、なんとも寂しい商業施設の並び。駅前なのに、近辺にコンビニが一軒も見当たらない。本日の愛人まで送迎してくれるバスを駅前で待とうと思ったが……しくじったわッ!!

 な、何だコレは……!? 駅前のバス乗り場近くにあった自販機。冷凍餃子の無人販売所なら近所にあるが、こんな寂れた駅前に何目的でラーメンの自販機を設置したのか。しかも、ミシュランガイドに掲載されるような店のラーメンを……意味不明🤔

 退屈な駅前で待ち惚けしてると、自家用車みたいな送迎車がやっと来たので乗り込む。しばらく走ってると、そりゃもうド田舎の空気が次々と襲ってきて、良い意味で不安になっていった。
 愛人の近辺は広い畑と雑木林のみ。商業施設と言えるような物は潔い程全く無い。

 そんな陸の孤島に出現したのがー 

本日の愛人『ホテル レイクサイドつくば』である💚

 外観は田舎の大きいチャペルみたい。

 フロントは広くて奇麗。ただ、土産物コーナーがあまりに小規模で、前回の地域限定クーポンで起きた事件が甦る予感💦

 さあ、チェックイン。今回は一泊二食付きの入湯税込みが、全国旅行支援によって値引きされ、驚きの¥8300。コスパに優れたホテルステイこそ正義✨

 しょぼいゲームコーナーを通過し、優雅さの欠片もない廊下の先に扉。

 部屋は狭めだが、ベッドは大きい。テレビは大きいから良し。全体的にシックな内装で好み。

 標準配備の御茶請けがなかなか美味しそう。

 洗面所・トイレ・バスタブ。普通に奇麗なのだが、中に入った途端気づいた……何か……臭い🤢 おそらく、排水溝からの臭いだと思うが、温泉の硫黄臭か下水臭かだろう。途切れることなくずっと臭いが漂ってるため、仕方なくユニットバス内に空気清浄機を持ち込んだ。

 更にショッキングだったのが、この窓からの眺望。部屋が1階のため仕方ないところはあるが、学校の体育館から格子越しに見えそうな光景で嫌。

 コレが茨城県の地域限定クーポン。黒髪美少女の頭上に鮟鱇のクリーチャーがへばり付いとる。少々、不気味。
 問題は、例の脆弱な土産物コーナーには使いたくないという現実だ。

 ホテル内を探索中。フロントの待合室エリアから見えたのは、夏場に大活躍する流れるプールと、全長100mあるウォータースライダー。夏休みの時期には近所の家族連れがヒャッハー! するのだろう。
 そして、非常階段から見えた『牛久沼』。ホテルの『レイク』は湖ではなく、この巨大な沼を指すようだ。

 こいつはビックリ😆 フロントの片隅に水槽があって、すっかり育ちきったウーパールーパーが生活してる。大きくなっても可愛らしいんだが、見ようによっては怪獣である。

 で、『ウパ成ちゃん』の水槽の隣には、なんと……鰻の水槽。先程紹介した『牛久沼』はうな丼発祥の地らしく、それをアピールした鰻の飼育のようだが…………ん? 水槽内のドコを探しても鰻の『大久保さん』の姿が見えないのだが。写真の下に「食べずに可愛がってあげてくださいねWWW」って書いて……え? まさかー 

 大久保さあああああああああああああああん!?


 今宵はここまで。
 後編に続くー


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