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経験値

また、高校の恩師の話をしてみようと思う。

これは、同期が経験した話。
部活の活動で、特に休めない活動が毎年冬に数週間あった。その活動の初日、その同期は集合時間に来なかったのだ。
前日に、集合時間の変更の連絡があったが「それを見損ねた」という。ただ、遅刻は遅刻だ。顧問は、それを聞いて激怒
「あいつはもう今年来なくていい」
当然だ。その活動は、自分たち都合じゃない。多くの人のために動いているものなのだから。

数週間後...
その活動が終わって初めての練習。
その同期は、顧問の元へ呼び出された。本人はもちろんのこと、誰もが怒られるんだろうと思った。しかし、顧問が伝えたことに全員驚いた。


「お前よくやった!こんな経験お前しかしてないぞ!この経験をもとにお前は絶対もう遅刻するな!」

ここから、本当に同期は遅刻しなくなった。
これこそが、「経験値」なのだろう。

経験も捉え方で経験値に出来る量が変わるとこの話から感じた。多くの場合、今回のような大きな失敗においてマイナスな感情から学ぶ。しかし顧問は、ものすごいプラスな感情から学べと教えてくれている。実際に、遅刻しなくなったわけだし。マイナスで学ぶとレベル1上がる。だが、プラスな感情で学ぶとレベル2もしくは3までも上がるのでは無いか。(プラスな感情をはき違えるとレベルが下がる場合もあるが)


もうすぐ社会人となる私は、そんな考えを大切にして強くなっていこうとおもう。なんか、論文もどきになってしまった。もっと感情、感覚、思いの話も今後増やしていこう。

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