ご飯お代わり無料その他

　飲食店で心躍る言葉の一つが＜ご飯お代わり無料＞だ。それ以外の様々なサービスも見逃せない。漬物が置いてある、食後に無料コーヒーが付く、等の心遣いが本当に嬉しい。飲食店のサービスは食事だけに留まらない場合がある。車の使用時は＜無料駐車券あります＞の店を選ぶ傾向が少なくない。
　突然だが、話が変わる。
　文章を推敲する際などにコピーペーストして変更前後を比較するのだが、このとき「AIを使う」「見出し」といった表示が出て来て、見えにくいことこの上ない。表示自体は悪くないと思うので、視界を妨げないような工夫を求める。
　お題『#このお店が好きなわけ』に話を戻す。
　普段は読まない漫画が置かれている店というのも好ましい。いつもは利用しない理髪店の本棚に見た事のないコミックや漫画雑誌が置かれていると、この店を選んで良かったという満足感が湧いてくるし、どれだけ混雑していようと順番を待つ時間が気にならない。逆に、待ち時間の長い方がたくさん読めて喜ばしいくらいだ。私と同じ思いを抱いている人は必ずいると思う。その中で「珍しい旧作とか絶版漫画を読みたい」とお考えの、そこの貴方！
　私の実家の近くにある理容店を、是非とも訪れて欲しい。
　漫画本は数えきれないくらいある。私は子供の頃、髪を切る用もないのに入り浸り、ずっと漫画を読んでいた。そんな私を店主は温かく見守ってくれた。本当にありがたく思っている。昔のお礼を兼ねて散髪に行きたいが故郷を離れた私には、その時間が無い。
　その店主も今は年老い、髭を剃るときの手付きが非常に危なっかしいと噂で聞いた。だが、昔は良い腕をしていたし、彼が集めた漫画に駄作は一つもなかった。そのコレクションを読むためなら片耳ぐらい失っても構わない。そう思う人は、あの店へ足を運んでもらいたい。床屋だからといって、男性という決まりはないだろう。女性なら顔剃りのリスクが軽減される可能性がある。片耳を削がれたとしても片方の耳も切り落として貰えば、髪を伸ばせば分からなくなるし、まさか副産物で小顔効果が期待できるのかもしれない(根拠なし)。
　いずれにせよ、あの店へ行くのであれば自己責任でお願いします。

#このお店が好きなわけ