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今日投稿すれば212日連続!感動!とのこと

『読んだ本の感想をnoteに書いてみませんか?』とのこと。
 読書感想文を書こうかと思案している。
 さっき乾くるみ著『イニシエーション・ラブ』(原書房)を読み終えたところなのだ。読後感が新鮮なうちに書いておこうかな~と思う反面、もう少し整理してから書いた方がいいのでは? とも感じる。
 書くことにしよう。本当は別のネタを書こうと思ったのだが、昨日の公開設定のページのお勧めタグみたいな項目に出て来なかったので、次の機会に取っておく。
 粗筋は書かない。『イニシエーション・ラブ』は恋愛ミステリーだと思うからだ。読んでない人にとって、不親切かもしれない。しかしネタバレも嫌だと思うから、余計なことは書かないに限る。
 あ、どうしよう。感想を書くのもネタバレという気がする。
 困った。
 よっしゃ、物凄く適当に書く。
 A面4「Lucky Chanseをもう一度」の70~71ページの辺りで、現実なら違和感を覚えると思う。自然な話の流れなので、読む分には変に思わないけれど、実際に会話すると恐らく「ぞわっ」とする感覚が湧いてくる……いや、分からないな。アルコールが入っていたら余計そうだ。恋愛感情が高ぶっているとしたら、なおさらだ。恋人を信じるあまり、自分の感性や理性が発した警戒信号を無視するだろう。人は物事を自分に都合よく解釈するものだ。
 もう一つのポイントは、共通の趣味だろうか。問題の箇所はA面5「愛のメモリー」96ページにある。一つだけ傾向が違うのって、浮き上がるから気になる。しかし、そこを突っ込むだけの余裕が、彼には無かった。当然だろう。初めての異性の部屋なのだ。気になるものは、他にいっぱいあるわけだから、それについては聞けない。聞いても、うまいことはぐらかされるだろう。相手が上手だ。自分が相手だったら、隠すかなあ。いや、木は森に隠せと言うしなあ……最初からすべての本にブックカバーをかけておくのが無難か。初めて訪れる部屋なら、ブックカバーを外して中は見ないだろう。
 三つ目。今になって気付いたが、ある習慣の有無はポイントかもしれない。さらっと読み返したが、後半は見当たらない気がする。代わりに別の習慣が見られる。行動がワイルドになっているのも見極めになるかもしれない。B面5「ルビーの指輪」247ページを読み、その行動に驚いて見返した。そんな描写が今までになかったからだ。読み返して該当する箇所を見つけられず、元に戻って読み進めて謎は解けた。それなら納得だ。
 私が気付いていないだけで他にも違いがあるだろう。それが伏線となる。
 ミステリー作品として興味深く思った部分を上に書いた。次に恋愛小説として面白く思った点を書こうと思う。
 待て、それは後だ。その前に、最後の方で他の登場人物が転職したのが笑えたことを書いておく。これは作者の他作品に登場する布石か、と思った。不仲な姉妹の姉が突然出てきたことにも驚かされた。そんな有名人だったのか。不仲だから話題に上らなかったのだろうけど、最終局面に必要か?
 で、恋愛小説の話になるのだけれど、ミステリアスな美女の方が意外とアレやね、と思った。「私はたぶん彼を殺していたかもしれない」という科白はきっと、あっちのキャラからは出ない。そこまで思い詰めないと思う。だから、そういう選択をした。深く考えないからこそ、そういう選択肢を取れる女性だったのだ。どっちもどっちという気はするけれど、もしかしたら新規交際スタートの女性の方がハイリスクかもしれない。元カノは彼を裏切るが、殺しはしない。今度の女は、思いつめると何をするか分からん。とにかく暴力は危険だ。今度の女は大人しく殴られないだろう。刃物を出しかねない。それはそれで盛り上がるかもしれないけれど、そこまで劇的じゃなくてもいい。実生活も劇的。それも女優の性か。やはり、どっちもどっちだ。

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