「付き合ってるのが苦しい。」
こんにちは。
いきなりだが、わたしはノンセクシャル。
自覚したのは最近のこと。
詳細はまた述べようとは思う。
とにかく、キスまでは大丈夫なのですがそれ以降が本当にだめなのだ。
そんな私には、今、2年ほど付き合っている彼氏がいる。
優しくて太陽みたいな人。
決してグループの中心にいるようなタイプではないし、人を引っ張っていくタイプでもない。
けど、引き寄せられるように人は集まっていく。
わたしには身に余る彼氏です。
だからこそ、苦しかった。
彼は普通の男の子。
一緒に泊まると、どうしてもそいう空気になってしまう。
「今日もしたくない?」
本当にごめんなさい。
彼のためだと思っても、どうしてもしたくない。
彼は優しいから、わたしが「したくない」といえば、絶対にしない。
でも、それが苦しかった。
私が、大切な彼を我慢させてしまっている。
どうして普通の女の子みたいになれないんだろう。
どうして彼に応えてあげられないんだろう。
毎晩そのことを考えた。
考えて考えて考えて。
どんどん不の沼に足を突っ込んでいく。
私の一番したくないことと、彼が一番したいことが同じ。
今後のことを考えると、別れるべきだ。
彼のためにも、私のためにも。
そして、別れを告げた。
「大丈夫だよ。〇〇と別れる方が辛いよ。」
彼はやっぱり、そう言うのだ。
何度も、何度も。
でも、それが苦しいのだ。
大切な彼を苦しめている事実に。
彼を苦しめている自分に。
自分勝手ってわかってても。もう苦しかった。
すると彼は言った。
「俺が末期癌だったとして、もう死にそうってときに、海外旅行が無料で行けるってなったらどうする?」(私が海外旅行が好きなのでこの例えだったらしい。)
もちろん彼を選ぶに決まっている。
何よりも大切な人なのだ。
「そいうことだよ。」
彼は笑った。
キュンキュンはしないし、会いたくない日だってある。
彼に対する想いがなんなのか、わからない。
これが恋愛としての好きなのかといわれれば、違う気もする。
でも、彼はわたしにとって大切な人。
多分、手放したらダメな人。
今はまだ、一緒にいたい。
わたしにとって必要な人だから。
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