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【長野】新戸倉温泉♨️なつかしさ漂う「本物の温泉」

「戸倉上山田温泉」ってお聞き覚えおありでしょうか。長野市と上田市の間にある千曲市 千曲川沿いにある歴史ある有名な温泉処。
今回はそのエリアにある「新戸倉温泉」と呼ばれる日帰り温泉を深堀りします。
ところで「新戸倉」ってどこっ?・てことですが、千曲川の対岸です。
昭和の雰囲気漂う懐かしい日帰り温泉がいくつもあります。
「新戸倉」という名前はあまり聞かれないかもしれませんね。
このあたり一帯の温泉地をみんなひっくるめて「戸倉上山田温泉」って呼んでおられるみたいです。

戸倉上山田温泉エリア
今回は「新戸倉温泉」のご紹介(^^)


とその前に・・2024/3/16 北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸しましたね。
長野市在住者にとりましても便利になります。
たまたま開業の日に長野駅から東京方面の新幹線にのる機会がありまして、長野駅にある行先表示板には見慣れない「敦賀」行きという文字が・・。
しかもこの時間は、東京発・敦賀行きの「初日・始発便」。
ニュースでやっていた「浜辺美波」さんが見送った新幹線ですね!
・・まぁ、ご本人が乗っているわけでもないんですが、ちょっとだけ嬉しかったです💛

記念すべき初日始発の敦賀行き
東京からだけでなく長野からも便利に‼

さてさて脱線する前に話を戻しまして
・・m(_ _)m・・

国民温泉に限らず新戸倉の温泉は「自家源泉」をもっておられるそう。
戸倉上山田エリア全体で、52本の源泉、1分間に8,332リットルも湧出しているとのこと。湯量が豊富な温泉は最高です。

しかも泉質は硫黄泉(単純硫黄泉、単純硫化水素泉)で、源泉毎に泉質が異なるため 温泉ファンにとっては飽きない「夢」のような温泉地です。

アルカリ性温泉 「美肌の湯」

まず最初は「戸倉国民温泉」さん。
「コ・ク・ミ・ン・」って何?と思って調べてみましたら、初代社長が「広く大衆の皆様にお役に立つ施設を・」という想いで命名されたそう。
確かにはじめて訪れた時、わたしら小市民?・に寄り添った温泉だなぁ・って感じておりました。

こちらは本当に温泉ですか?
(ans) もちろんです ‼
大きい看板がお待ちしてますよ(^^)
雰囲気いっぱいの
真ん中の通路を進んでいきますと・・
男女左右に分かれた入口
よ~く見ますと
「←ご婦人」・「殿方→」
と書かれてますよ
引き戸の向こうは
「天然温泉」が待ってます(^^)

こちらの温泉、洗い場の蛇口(カラン)が なぜかそれぞれひとつだけ。
お湯と水の蛇口はないの?・と思いきや、全てが適温の源泉なんですねぇ。なのでカランもひとつ。なんて贅沢なんでしょう。

洗い場をよ~くみてください
(お借りした写真です)

さらにさらに・・床に何か所も出されている「源泉」。
どれだけ湯量が豊富なんでしょうかね。
調べたらこちらの湧出量は毎分250リットルだそうです。

休むことなく
床を洗い流すために出ている「源泉」♨
(お借りした写真です)

「国民温泉」さんは「新・戸倉」とは言え、開業されてから60年。
川向こうの「戸倉上山田」は明治時代の開湯と言いますから、それに比べれば「新」ってことなんですね。

それでは2軒目の「戸倉超音波温泉」さん。
ぐっと雰囲気が変わりまして楽しくて賑やかな雰囲気の日帰り温泉です。
私はよく一番風呂の温泉を目指して、朝9時や10時頃にうかがうことが多いのですが、こちらはなんと「朝4:00」から営業‼
高齢になって早く目が覚めるようになったとは言え厳しいですぅ💦💦 

駐車場広いですが結構混んでます
地元の方やリピータが多そうですね

「超音波」というネーミングも気になって調べてみましたら、昭和23年に芝浦工業大学学長 工学博士 橋本富寿さんが、こちらの温泉は芯から温まって湯冷めしないと気に入られ、温泉の気泡が多いことから「君の温泉は超音波温泉だよ」と言われたことから採用されたそうです。この橋本先生は超音波理論の権威で潜水艦探知などにもお詳しい方らしいです。

気泡が多いということは「炭酸泉」ってことなんでしょうかね。
最近バブルジェットとかいうお風呂もありますが、気泡のある天然自噴温泉なんてすごいです。

H.P.よりお借りします
「案件」ではございません・・
露天風呂ですが目隠しが完璧です(^^;;)
温度異なる(=種類の違う源泉) 5つの
浴槽がありました

こちらには以前、駐車場のそばに足湯があって楽しませて頂いたのですが、2022年7月になんと電車の車両譲渡を受けられて展示場になっています。
地元のイベント会場として使われたり、車内開放日も設定されていました。

車内開放日もあります
篠ノ井線は今も似たような
電車走ってますけど・・
手前にちょろちょろ出ているのは
以前足湯に使われていた源泉かも(^^)
2015年までJRの中央本線や篠ノ井線で走ってたそう
「○○鉄」さん・・
ちょっと気になりますね

では3軒目の「戸倉観世温泉」さん。
みんな徒歩・数分圏内の場所にあります。こういうところに住みたい…(^^)
こちらは入口がすごくきれいで立派。

立派なたたずまい
「日帰り温泉」って感じしませんね

「観世」というお名前について調べてみました。
こちらの温泉、昭和17年に観世音菩薩様のお導きで湧出したそうです。
・・・最近、どこかの温泉で似た話を聞いたような…(^^;;)
観音様に信仰が厚い当主が発掘されたとのこと。今も私たちにその恩恵を授からせて頂いているということで、ありがたいことです。

入口入ったエントランス
大人300円とは良心的(^^)

こちらも3本の源泉があり2種類の浴槽に違う源泉をいれておられます。
何といってもエメラルドグリーンの泉質。
同じ新戸倉エリアなのに源泉によってこうも見た目が違うなんて驚きです。

緑色の温泉
エメラルドグリーンですね
(お借りした写真です)
お話によると日によって色が変わるそう
私が来た時はこの色でしたよぉ
(お借りした写真です)
こちらは別の源泉
こちらの方が温度低めです
こちらも「単純硫黄温泉」
源泉温度は高めですけど足だけ入れて
浴槽内の蒸気をゆっくり吸うだけでも
健康に良さそうです(^^)

十分に体が温まりましたらすぐ近くの千曲川で涼まれるのはいかがでしょう。
2本の橋が掛かっていますが、下流側の「大正橋」には観光地っぽい楽しいものがあります。
画家の竹下夢二さんの画がかざれています。戸倉上山田温泉にも来られていたそうで、芸者さんを呼んで楽しくやられていたのでしょうか・・
当時の雰囲気が伝わってきます。

このタッチの画は竹下夢二さんですねぇ
左奥側に見える方が「新戸倉温泉」です
こういう「挿し絵」にはピッタリですね
やっぱり美人画のほうが
雰囲気ありますね
竹下夢二さんもこの千曲川を見ながら
歌ってたのでしょうかねぇ

この橋には「赤い石」があちこちに埋め込まれていました。
何だろうと思って帰ってから調べたら「仕掛け?」があったんですね。

橋の歩道にも
たくさん埋め込まれていました
(お借りした写真です)
「恋しの湯伝説」とは如何に・・・
(お借りした写真です)

どうやら「恋愛成就」のスポットらしいですよ。
「恋しの湯伝説」・・千曲川の河原で赤い石を100個見つけたところ、温泉も湧き出し、恋愛成就も成就したって内容。
 (簡単にまとめてしまいました・・すみません m(_ _)m)

それで「大正橋」に赤い石が99個埋め込まれているそうです。
あれっ! 100個じゃないの? と思いましたら「信州千曲観光局」H.P.には
「旧千曲市戸倉庁舎の入口に100個目が設置してありますよ」と回答がのっておりました。
現在の「千曲市 上山田戸倉出張所」です。
・・ふと・・
出張所の名称はなぜ「戸倉→上山田」の順にならなかったのかな。
大人の事情ってやつでしょうか…

「大正橋」で99個見つけてから
お越しください
きっといいことが起こる・・かも
(お借りした写真です)
メイン道路にある大きい案内図
十分歩いて回れる範囲です
気軽に楽しめます

しなの鉄道の戸倉駅が最寄りですが、長野駅からも車で十分これますよ。
レトロで良質の天然温泉、楽しまれてはいかがでしょうか。

こちらの記事は動画でもアップしております。
よろしければご覧くださいませ。


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