街のデジタルツインとあなたの土地の測量について

こんにちは!私は主に東京の街中で測量の仕事をしています。最近の新聞記事には「境界を決めないと土地は売れない」と書かれていました。

私の仕事の重要性が市民に知られてうれしいですが、実際には土地は「境界が決まらなくても」売れますよね。

ですので、その理由を理解していただくことで、測量の重要性と報酬の高額さ(てへぺろ)を理解してもらえると思っています。

測量をしないで土地の境界を決めずに不動産市場に売りに出す価格と、境界が決まっている土地の価格の違いには理由があります。

私は皆さんの土地の境界について、責任を持って図面を作成し、売買取引だけでなく、法務局に土地の面積を登記して公示させるための測量をしています。

測量費用は高額と言われることがありますが、それは実際に測量しなければならない場所を判断し、多くの現場作業や役所の図面との調整を行いながら、境界の向こう側にお住いの隣人に説明する必要があるからです。

自分の土地がここまでであるという、ご自身だけの判断と主張では土地の境界として、説明が不十分であることは理解していただけると思います。

最近では技術が進歩し、iPhoneでも一定程度の測量ができるようになりました。インターネット上では、地図を使って現地の確認ができるようになりました。

しかし、まだ詳細な部分については十分ではありません。例えば、あなたの土地を購入したい人に細部まで説明することはできません。

街の状況をインターネット上で即座に確認できるようになれば、不動産の売買だけでなく、道路工事や災害時の救助などにも重要な情報になるはずです。

今回、私は「必要な場所を必要な時に」誰でもわかりやすい立体モデルの作成技術についてお話ししたいと思います。

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