年中無休の汗腺(エッセイ)
汗をかくのは良いことだというけれど、コレが年中無休となれば話は別。
夏でも冬でも、年中無休、体を動かせば汗をかいてしまう。特に嫌なのは真冬の時だ。自転車で買い物へと行こうものなら汗をかいて仕方ない。その汗が自転車に乗ってることで倍になっている冷たい風の冷たさを私の体にダイレクトに感じさせる。
その風が冷たくて冷たくてたまらない。
絶対に風邪を引いてしまう。
帰ったらシャツ変えないと。
と思うことが買い物とのセットになる。
そして最悪なのが、言わずもがな、真夏
夏は私にとって、いやほぼ全人類にとって大変な季節だ。
少し動こうものなら、直に額から汗が滲んでくる。それが段々と大きな粒となって私の顔を伝ってくる。
顔だけではなく全身に汗をかくものだから色の薄い洋服は絶対に着られない。
けれど、そんな薄い色の服に限って私の好みドンピシャだったりするから余計に悲しくて悔しい。
夏でも涼しい顔をして歩っている人を見かけるが、本当に羨ましい。もしかしたら、そんな本人は汗をかくことが出来なくて困っているのかもしれない。とも思う。
結局は無いものねだりになってしまうのだが、年中無休の汗腺と共に居なければいけないのは、時にうっとおしく、煩わしいことこの上ない。
嫌なことのほうが多いのだが、もしそれが無くなったらとも考える。
年中無休の私の汗腺。
私の全敗記録は日々、更新されていく。
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