目の休息時間を作ろう【日常より】
目が疲れたら、遠くの景色を見ると良い。
などとはよく言われる事だが、実際その話は結構効果的である。
私は、目が疲れるとよく散歩に出る。
目線を上げて、遠くの景色に目をやって歩くと眉間に寄った力が段々と抜けてゆく。
視力としては、0.7くらいなので日常では殆ど眼鏡をかけることはない。
しかし、ここ数年乱視がひどくなった。
くっきり見えず、輪郭がぼやけている。
だが、眼鏡は鬱陶しいの必要最低限にしたい。
乱視がひどくなってきた頃に思い出したことがあった。
小学生の時、4年間ほど通っていた海辺町の小さな小学校。
そこでは、中休み時間に『海は広いな大きいな』という歌を聞きながら、生徒全員で海を眺めて目を休める時間があった。教師たちは「遠くを見ると目が悪くならないから、ちゃんとやるんだぞ。」などと声掛けをしていた。
実際、その小学校の生徒たちの眼鏡率は極端に少なかった。
その後、父の転勤で札幌へ引っ越す事になり、6年生から札幌の小学校に転校した。
そして、「おやっ?」と思った。
眼鏡をかけている生徒が多い。
全校集会などで体育館に集まった時などでも眼鏡率は高かった。
前の小学校で毎日やっていた「海を眺める時間」とは本当に目に良いことだったのだと、その時子供心に思った。
ーそして近年では、小学生でも学校でノートPCやタブレットを使用。スマホなど様々な電子機器も日常では当たり前となり、目を酷使する機会が多くなっている。
若い世代では、スマホ老眼という言葉も聞くようになった。
だからと言って、それらを使用しない訳にはいかないのが今の時代だ。
そんな時代だからこそ、1日の中でも時々視線を上げて遠くを眺める「目の休息時間」のことを思い出して頂けたらと思う。
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