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#39 ジェネラリスト育成は必要か?

企業としてジェネラリストを育てるは有益か?と問われると、

「No」だと思う。時間がかかりすぎるからだ。

日本の大企業では新入社員で入社して、いろんな部署を経験して昇進しながら役員に上っていくというが出世コース

取締役が全員プロパー(新卒からその会社)という企業も多い

今の時代は商品やサービスの入れ替わりが早いため、会社自体も変化にスピードが求められる

しかしながら、時間をかけて築き上げたポジションであれば、それを守ろうとする反作用もあるのだ

そうすると、極度にリスクを回避したり、変化することを恐れる

そういった意味で、特に変化を求められる業界において、外部から経営のスペシャリストが入り、意思決定をしていく方がフィットするのだと思う

もう一つジェネラリストを育成する弊害としては、
雇用の流動性が下がるということだ。

ジェネラリストは「その会社限定」のジェネラリストであって、他の会社では通用するとは限らない。
本人が転職を望んだとしても、その会社に居続けることしかできない可能性もあるのだ

それは、本人にとっても会社にとっても幸せとは言えない

終身雇用前提の会社か、あるいは絶対に潰れない会社であればジェネラリストを育成することに意味はあるかもしれないが、これからはある分野に特化したスペシャリストを育てていく方が個人にとっても会社にとっても幸せではないかと思う。

本日もお読みいただきありがとうございました。



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