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検事、早朝から仕事、するように家事したら家族から感謝されて家計も潤った(その2)

早朝に家事の大半をこなす今の生活パターンになって4〜5年が経ちますが、今やまるでマシーンのように日々家事を繰り返しています。

まず私は起床時刻を午前4時に設定しました。
これは、家事に要する時間に、出勤準備に要する時間と趣味又は自己研鑽に当てる時間を考慮し、出勤のために自宅を出る時刻から逆算した時刻です。
出勤前のわずかな時間(私の場合最低30分間)でも趣味や自己研鑽に充てることは、家事をなるべく早く終わらせる動機付けになります。
私は語学や読書に充てています。
スマホの目覚ましが鳴ってから始まる一つひとつの動作は、それを繰り返すうちに、自分に最適、合理的、効率的なものにパターン化されていきます。
人の脳は、なるべく考えないで(エネルギーを使わなくて)済むように働くそうです。
もう当初のことは上書きされてしまいましたが、おそらくパターンが確立するまでには試行錯誤があり、脳内で相応のエネルギーを消費したに違いありません。
他方で、いかに合理的かつ効率的に動くかを追求していくこと自体はおもしろくもある。
そうこうしているうちに、自ずとオリジナルのパターンが形成されるのです。

午前4時に目覚ましが鳴り、2秒以内にそれを止めます。
スマホを充電器から外しながら上体を起こし、ベッドの端に腰掛けます。
スマホを手に立ち上がり、左斜め前方にある細長く背の高い収納棚の扉を開け、真ん中の棚から下着を上の棚から手拭いを取り出します。
続いて、その右側にあるクローゼット内の棚から部屋着とくつ下を手に取ります。
それらを手に寝室のドアをそっと開け、廊下に出て、またそっとドアを閉め、廊下を進んでリビングに入ります。
入ってすぐ左側の壁にあるスイッチを1回押します。
リビング中央の照明のスイッチです。
すると暖色の灯がつくので、もう一度スイッチを押していったん灯を消します。
そしてもう一度スイッチを押して蛍光色の灯をつけるのです。
これをカチ、カチ、カチ、と素早くやります。
これが目覚めの第一段階。
リビング中央にある食卓の上にスマホと手拭いを置きます。
リビング入口に最も近い位置にある私の椅子の前です。
その時、(そこそこの頻度で)食卓に置きっぱなしになっているグラスなどがあれば、それらをまとめて手に取り、リビング入口に向かってターンして進み、グラスなどを左前方にあるキッチンのシンクの中に置きます。
そのまま正面のリビング入口から廊下に出て、左側にある洗面室兼脱衣室のドアを開け、廊下に立ったまま、洗面台の横に下着と部屋着を置き、手ぶらになって廊下を進み、左側にあるトイレに入って用を足します。
その時、便器や床の汚れ、床に落ちているゴミが気になったら、トイレットペーパーを少し取ってシュッシュッと洗剤を吹き付け、それで拭き取り、便器内に放り込んで一緒に流します。
便器内に黒ずみが出てきたら、ブラシで擦ってからもう一度流したり、塩素系の粘度の高い洗剤をぐるっと回しかけて、しばらく置いてから流したりします。
このようにトイレは、用を足したついでに「気になったとき」に掃除してそれなりにきれいにしておけば、殊更「よしやるぞ!」と気合を入れてトイレ掃除の時間を作らなくてもよいでしょう、と思いながらやっています。

トイレを出て再び洗面室兼脱衣室に入ります。
床と洗面台に落ちている髪の毛を手でかき集め、最後に指先をクルクル回して髪をまとめます。
掃除機で吸引したいところですが、騒音と手間を考慮して行き着いたのが、クルクルってしてポイでした。
クルクルしてるとちゃんと一塊になるので、それをつまみ、量が少なければ洗面台の横に置いてある我が家で最小のゴミ箱に捨て、量が多ければ、キッチン側にあるもう片方の出入口の引き戸を開け、すぐそばに置いてある我が家で最大のゴミ箱に捨てます。

脱衣室でパジャマを脱ぎ、浴室に入ってシャワーを浴び、洗顔します。
そのままシャワーを片手に、掛けてある清掃用具を手に取り、水を掛けながら浴槽、床の順に洗い、時々壁や扉の内側、洗面器や椅子の汚れが気になったら同じ清掃用具で洗い、鏡のウロコが気になったら、浴室内に引っ掛けてある専用の道具で擦って流します。
この“ついで洗い”はおすすめです。
毎日するので簡単に済みますし、カビはつきにくくなり、比較的きれいに保てます。
浴室から出ます。
この時、スッキリして二度目のスイッチが入ります。
換気のスイッチを入れ、灯のスイッチを押して消します。
浴室乾燥を使う予定があるときは、換気ではなく乾燥のスイッチを押します。
バスタオル掛けから専用のバスタオルを取り、それで体を拭き、タオル掛けに戻します。
洗面台の鏡を前に髪と顔の手入れをします。
まだコンタクトレンズを目に入れたり、髭を剃ったりはしません。
用意した下着、部屋着を身に付けます。
洗面台の排水口を閉じて水を出し、水を溜めながら、洗濯機の上にある収納棚から酸素系漂白剤(粉末)を取り出し、溜めている水の中に適当な量をサッサっと入れ、まあこのくらいだろうといい高さまで水が溜まったら水を止めます。
キッチンへ行き、水切りカゴに置いてある食器を、カゴに掛けてある洗い物拭き用の布巾で拭きつつ、食器棚に収納していきます。
食器は、前日、妻の帰宅が遅いときには自分で自分と子どもの食器を洗っておきますが、そうでなければ食器洗いは妻に任せます。
私は、洗った食器を水切りカゴに並べる時、スペースの無駄なく、しっかり水が切れるように整然と、かつ思考のエネルギーをあまり使うことなく並べるのが習慣化しているのですが、妻は、たいてい思考のエネルギーをほぼ使い果たして帰ってくるため、水切りカゴに収められた食器は整然としていないことが多い。
ジェンガ状態です。
だから、崩れて大きな音を立てないように食器を取り上げるのに気を遣います。
これは、私にとって思考エネルギーの若干の消費です。
食器を拭いて棚にしまうと、洗い物を拭いた布巾と、食卓を拭く布巾と、手を拭く布巾を持って洗面室に戻り、洗面台の漂白除菌水のなかに入れて浸します。
洗濯カゴに入れてある汚れた衣類は、外側よりも肌に触れる内側が汚れているということらしいので(まあそうだろうと直感と合っているので)、あえて裏返します。
汚れ物のうち、前日に使った手拭いや肌着などを取り出して漂白除菌水のなかに入れて浸します。
残った汚れ物は、洗濯ネットに入れて洗濯機のなかへ放り込んだり、直接放り込んだり、ワイシャツの首周りにそれ用の洗剤を塗り付けて放り込んだりします。

バスタオル掛けごとバスタオルをベランダまで運び出して干します。
バスタオルは3日に1回、シャワー浴びて出た直後のタイミングで洗濯機に入れ、洗濯機を回します。

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