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検事、早朝から仕事、するように家事したら家族から感謝されて家計も潤った(その3)

リビングのテラスに面した窓の前に進んでカーテンを開けると、タイトル画像のような朝焼けが見えます。
ターンしてキッチンに立ち、ガスコンロの正面奥に置いてある小さなやかん(やかん小)と大きなやかん(やかん大)を手に取ります。
シンクのそばにやかん大を置き、持ったままのやかん小に浄水の蛇口から水を入れ、容量の3分の2まで入ったら、やかん小とやかん大を入れ替え、置いたやかん大に蛇口から水を注ぎながら、三角形に配置されたガスコンロの左側にやかん小をかけ、着火スイッチを押して火を着けます。
レバーで火を最大からやや弱めます。
換気扇の「弱」のスイッチを押します。
シンクの前に戻って少し待つとやかん大に水が満タンになるので、水を止めます。
やかん大を手に取り、今度はガスコンロの右側にやかん大を置き、着火スイッチを押して火を着けます。
こちらの火は最大のままです。
ガスコンロの右隣に冷蔵庫があります。
その冷凍室からコーヒー豆の入ったジッパー付きの袋を取り出します。
このコーヒー豆は、福岡にある専門店から通販でまとめ買いしたもののひとつです。
まとめ買いしているコーヒー豆は、店主こだわりの深煎りで、とても美味しいです。
多分店主の五感と焙煎の腕がよいのです。
店主いわく「よい豆かどうかはフレンチプレスすれば分かる」。
もともとフレンチプレス派だった私は、その納得のうまさと店主のうんちくに心動かされ、以来店主から価値ある豆を買いつづけているのです。
その取り出したコーヒー豆の袋をキッチン台に置きます。
換気扇の左手頭上にある収納棚を開け、フレンチプレス用のステンレス製コーヒーポット、手動ミル、425グラム入りのギーのボトルを順次取り出して、キッチン台に置きます。
ハンドルの付いたミルの蓋を取って台に置き、コーヒー豆の袋を開けます。
すぐ下の引き出しを開けてコーヒー豆用の黒いプラスチックスプーンを取り出し、袋の中から豆をすり切り一杯すくってミルの中に入れます。
スプーンを引き出しの中に戻すとともに、ミルの中に残った粉を掃き出すための小さなブラシを取り出し、引き出しを閉めて、ブラシを台に置きます。
ミルの蓋を閉め、ハンドルを握ってシュゥシャガシャガシュゥシャガ…と、手応えがなくなるまで回して豆を挽きます。
ほんの数十秒です。
が、豆を挽く音を聞いていると、その間無心になれます。
これが三つ目のスイッチです。
こうして家事のところどころに、自分が無心で、心地よくできる簡単な作業をスイッチとしてデザインしておくと、習慣化を後押ししてくれる気がします。
豆を挽いたら、ミルの本体をクルクル回し、パカっと二つに分けます。
本体上部の内側カッターの周囲にはコーヒー豆の粉が付着しているので、それをブラシで掃いてコーヒーポットに入れます。
きれいに掃けたら、本体下部に溜まった粉をコーヒーポットに落とし、落ち切らないで内部に付着した粉をやはりブラシで掃いてコーヒーポットに入れます。
ブラシを元の引き出しの中にしまいます。
使い終えた器具類は、元あった所定の位置にマメに戻すのが作業を円滑かつ快適にするコツです。

ちょうどこの頃やかん小のお湯が沸きます。
ポットの真ん中辺りまで、だいたいマグカップ3杯分くらいのお湯を注ぎます。
ポットにお湯を注いでフタをしたら、ポットを持ってリビングのテーブルに移動し、ポットをテーブルの上に置きます。
そのままキッチン台にポットを置いておくと、その後の作業の邪魔になります(うちのキッチンは狭い…)し、以前手を引っ掛けて現にひっくり返したことがあるからです。
キッチンに戻り、冷蔵庫から昼の弁当用と夕飯用の食材を全部取り出してキッチン台に置きます。
この頃やかん大のお湯が沸くので、ガスコンロの火を弱い中火にします。
やかん大の蓋を取って置き、キッチン台の下の引き出しを開けて、中からジップ付きの袋を取り出します。
その袋を開けて中から麦茶のパックを一つ取り出し、ジップを閉めて引き出しの中に戻し、引き出しを締めます。
麦茶のパックをやかん大の沸騰したお湯の中に放り込み、少し隙間ができるように蓋をずらしてやかん大にのせます。
蓋を取ったままだとやかん大のハンドルに湯気がガンガン当たって熱くなるし、きっちり蓋をしてしまうとお湯が溢れ出るからです。
やかん大は5分ほどそのままにします。
忘れがちなのですが、炊飯器から内釜を取り出します。
内釜をシンクに運び、中に浄水を注ぎながら、炊飯器の横にある米びつから米を一合又は二合取り出します。
水を止め、水の溜まった内釜に米をザラザラっと入れます。
内釜に片手を突っ込んでしばらくグルグル回します。
研ぐというより洗っています。
水だけ流し、再度浄水を注ぎます。
無洗米のときは、ここで内釜の「1」又は「2」の目盛まで浄水を注いで止めます。
そうでなければ、あいだに、もう一度手でグルグルして洗う工程を入れ、水だけ流します。
米と水の入った内釜を炊飯器にはめ、19:40炊き上がりに設定した予約ボタンを押します。

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