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小さな子供と外出時の救急救命

今年のGWは天候も比較的良くかなり暑い日もあったせいか、2度の救急救命の場面に遭遇した。自分は子供の頃から何故か気絶や心停止的な場面に遭遇する事が多い。別に自分が邪気を放っているとか周りの生命力を吸収する能力とかはありませんが、多少でも助けられる人がいればと思い救急救命講習も受けています。

今回遭遇した場面は1回目は一人の時で、高齢者の自転車転倒。意識はあったが頭部を打っていて出血していたので救急呼んで搬送まで立ち合い。手荷物系は一緒に持っていってもらいますが、自転車転倒事故での救急搬送時に自転車はどこに置いていくのが正解なのだろうといつも困ります。毎回通行の邪魔にならない道路脇に停めておきます。

2回目は子供と出掛けて駅前バス停で待っていた時に数人後ろの高齢者が気絶してそのまま後向きに倒れる。心肺停止で意識無し、転倒時に後頭部を打ち付けていた。うちの子供は気を付けていないとすぐにどこかに走っていくような子なので、子供の手を放して応急手当できない。周りに人がいたので救急への連絡と駅にAEDを取りに行くよう指示をし、自分は近くの女性に子供を預けて心臓マッサージしました。幸いAEDが到着する前に心拍と意識が戻りました。駅員も来てくれましたので状況を伝えて救急車を待つことに。
子供を預かってくれた女性にお礼を言って救急搬送まで立ち合いしました。

今回は周りに人が居たので何とかなりましたが、大人が自分だけで子供と一緒のパターンだったらここまでうまく対処できたか不安です。恐らく先ずは救急に連絡し、心臓マッサージしながら駅に電話してAED持ってきてもらうになると思いますが、子供は放置する形になりそう。もう少し大きくなれば横で待っててくれるでしょうが、子供が不意に走り出したら患者は放置するしかないような気がします。

コロナ禍ではそこまで遭遇率は高くなかったですが、最近は出歩く機会が増えて年に何度も遭遇しています。自分が公共交通機関を使うケースが増えている事と高齢者自体も増えているので遭遇率が高いのかもしれませんが、今回の状況でも10人以上大人が居るのに協力してくれた方は数名だけで、他の人は我関せずの人が多かったです。自分がその立場になった時に助けてもらえなくても仕方がないと割り切れる人たちなのでしょうか。自分はその場面で助けてもらいたくてやっているわけではありませんが、目の前で協力を仰いでも我関せずの状況は人手不足で困っている日本の各業界の状況に似ているなと考えさせられます。

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