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#12 試し行動について

子どもと関わるときに、困ることがいくつかある。
その一つとして、試し行動である。

試し行動とは、子どもが大人に対して、自分をどの程度まで受け入れてくれるのか探るため、わざと困るような行動のことである。

その原因はいくつかあるとされているが、愛情が足りていなかったり、不安な感情をもっていたりすると起こすようだ。
それは、初めて会う大人や親に対して起こすことが多い。

その背景には、自分に注目して欲しいという思いが隠れている。
例えば、勉強では認めてもらえないから立ち歩いて気をひこう、とか、叱られてでもいいから独り占めしたい、とか。

試し行動を減らしていくために必要なこと。

まずは、良い部分に注目し、褒め、認めることが大切だ。
試し行動は、認められていないと感じていることが原因である。
そこを満たしてあげることが必要だ。

また、子どもの土俵に立たないことも大切だ。
感情的になると面白がって繰り返すこともある。
毅然とした態度で、良くないことは良くないと言うことが必要だ。

良くないことでかまってもらえると思うと、その行動が強化されてしまう。
良くないことではかまってもらえない。良いことでかまってもらえる。
このように学習できれば試し行動は減っていく。

以上のように考えて、試し行動に対処して欲しい。

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