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はじめての賃貸 ~敷金と礼金~

賃貸物件を借りるとき、皆さんはSUUMOやアットホームでお調べすると思います。その際記載がある「敷金」と「礼金」とは一体どういったものなのかをこの記事で紹介いたします。

「敷金」ってどんなもの?

「敷金」というのは、物件や設備を故意に破損させたり、汚してしまったりしたときの修繕費用に充てるお金です。物件に居住するにあたり、担保として預けるだけなので、家賃も滞納しておらず修繕する必要がない状態で退去すれば、基本的に全額が借主に戻ってくることが前提になります。そのため、普通に住むのであれば払っておいても損をすることはないといわれています。

◇敷金が戻ってこない場合とは??
今までは修繕費用や破損の費用負担に関しての基準があいまいなため、実情としては敷金が戻ってくることはあまりなく、退去時のトラブルの原因となってしまうケースも多くなっているため、国土交通省や法務省では、敷金や原状回復の費用負担のあり方ついて基準を公表し、その後も積極的に改定を続けています。
費用負担が大きくなる場合は以下の理由が挙げられます。
・室内でたばこ(電子タバコを含む)を吸ってしまった
・ペットを飼育している
・床や壁紙を汚損、破損してしまった など
特に室内で喫煙をした場合やペットを飼育した場合は、室内の壁紙をすべて交換するため、敷金だけでは充当できない場合もあるので注意が必要です。

「礼金」ってなに??

「礼金」とは、大家さんに対して感謝やお礼の意味を込めて渡すお金です。今よりも賃貸物件が少なかった時代に、家を貸してくれた感謝の気持ちとして渡していたものや、大学進学や就職をする子どものために心付けの意味として送ったものなど、さまざまな由来あり、それが慣習として残っています。しかし以前と比べると世の中の賃貸物件自体の数も増えており、また昔のように大家さんと入居者の間に密な関わりがないため、本来の意味での礼金ではなく慣習だけが残っているのが現状となります。
預り金ではないため、払っても戻ってくるお金ではありません。

まとめ
「敷金・礼金」は物件の条件によって変動することもありますが、払っても損しないもの、払いすぎると損するもの、双方を理解したうえで物件情報を見るとまた違った視点で物件探しができると思います。
弊社では不動産全般に関しての相談窓口を設けておりますので、お困り事やご相談がございましたらお気軽にご連絡くださいませ。

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CFPコンサルティング
清水


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