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昔話

子供の頃は何も意識せず呼吸している。しかし、呼吸を忘れてしまった大人に口を塞ぐことを習い酸素補給は酸素缶を努力して得ると言うことを教えられる。普通の大人は酸素缶を吸い込む。金持ちとは酸素缶を人よりたくさん持っている人のことだ。空気中の酸素は、目に見えないし匂いもしない触れないし聞こえもしないし味もしない。どうしてもそこに信じられなく、ただ口を開けるのが怖いのだ。そうすると死ぬと思うからだ。それに空気中に酸素がいっぱいあるのなら今までかき集めた酸素缶がバカらしい。たまに普通の呼吸を思い出す賢い大人が出てくる。勇気を出して口を開けてみた人の賞品は、永遠になくならない空気中の酸素。なぜならそれは循環しているからだ。ただその人は愚かに見えるかもしれない。呼吸を忘れた親はこんな人に子供はなってほしくないかもしれない。なぜならその人は酸素缶を持っていないからだ。 

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