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共同親権 〜「まだ出来る事があるな」と力をくれたVoicyの放送〜


凹みまくっていた私


2024年5月16日夕方。
Xのポストで共同親権が採決されたと知り、私はいろんな感情が湧き上がってきました。
子どもの頃の気持ちにグンっと引っ張られ、恐怖とか怒りとか、いろんな感情が全部混ざって、ただただ涙が出てきました。

父親のDVや、両親の離婚成立後の生活の苦しさは、共同親権法案の事が無ければ、私は一生誰にも話さなかったと思います。

何となく引け目に感じていたし、言ってもきっと理解されないし、雰囲気を悪くしそうだし。

でも、法案採決のニュースを目にして「もっと早くから世の中に伝えておけば良かった」という思いが湧き上がってきました。そうしたら、何か変わっていたのかな。そう思いました。でも、「もし目立つ事をしたら父親に見つかるのではないか」と思って、言うのが怖かったという気持ちも事実です。

かつての私の様なDV家庭は、全体から見たら少数派でしょう。むしろこんな思いをする家庭が多数派であってはいけないと思いますので、少数派で良いんですけど。

でも、例え少数派であったとしても、かつての自分の様な子ども達が、今も絶対にいる。
逃げられなくなっちゃうのかな。
大人になるまで、ずっと怖い思いをし続け、心を殺し続けないといけないのかな。

そう思ったら、すっかり忘れていた父親の顔や恐怖がフラッシュバックして、体調が優れない日が続きました。
泣くしかできない母や私たちを見て、笑い、殴り、罵倒する。日常を恐怖が支配する。そんな生活がバーっとよみがえる。

私の心はすっかり30年前に戻っていました。

そんなショックを受けた日から数日たち、あるVoicyの放送を聞いて「まだ出来ることがあるんだ」と思えるようになってきました。

凹みまくっていた私に、また前を向く力をくれた放送を2つご紹介します。

「特別支援の本棚」さおりさんの放送 

さおりさんがとても的確な質問をされていて、太田啓子弁護士が丁寧に答えてくださっています。
私達に今出来る事。正しい情報を届ける事。詳しくは放送をぜひ聞いて下さい。私はこの放送を聞いて凄く心が救われました。

「聴く ≪心跳台湾≫」近藤弥生子さんの放送

台湾で起きた3万人規模の民主デモの放送。
こちらは弥生子さんのnoteの記事を元にお話しされています。

「今」は過去の積み重ねで出来ている。
今の行動が、未来を変える。

行動し続ける台湾の皆様に勇気をもらいました。

共通点は「立ち止まらずに動き続ける事」

私はお二人の放送に、凄く共通するものを感じました。

「立ち止まらない事」
「動き続ける事」
それが未来を変える事。

正しい情報を伝え続ける事で、未来の誰かを助ける事が出来るかもしれない。
未来の「かつての私」を一人でも減らせるのかもしれない。

正しい知識や情報が得られない事で、困難な状況に陥る人が一人でも減るように。

今、困難な状況にあるひとり親の皆様と子ども達が、少しでも安心出来るように、心から願っています。

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