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旅行の計画を子ども達に丸投げしてみたらこうなった

先日行ってきた旅行。
子ども達に丸投げしてみたら、いろいろありました。
結論、やって良かった!
今後の課題も見えてきたし、次の目標も出来ました。
また旅行の時は「子供に丸投げ」やろう、と思います。これから少しずつ、今回の旅行についてまとめていこうと思います。

今回は、旅行の計画段階のお話です

まずはいろいろ、ざっくり決めてみる

まず、いつ行くか、というのは、大人の仕事や子供たちの学校、習い事の隙間を縫って行かないといけないので、日にちに選択肢はなし‼
ということで、日時は「もうここしか行けないぞ」という感じで強制的に決定。

次は、とりあえずは予算を決めないと。

予算は、とりあえず一人当たり二泊三日での予算をざっくり設定(現地までの交通費と宿泊費は別)。
そこから現地の交通費、飲食代、施設等の入場料、お土産代も出す事を子ども達と約束しました。

「これ以上は、ビタ一文まかりならんぞ」と子ども達に宣言。
じゃないと青天井で「あれもこれも」と言い出しかねんのでね😑

どこに行きたい??何をしたい??

今回の旅行の目標の1つは、娘の通学カバンに付けるお守りをゲットする事。可愛いお守りがある所に行きたい。
どこの神社にどんなお守りがあるのかネットで調べてみる事に。

それ以外は特に何も決まっていなくて、良くも悪くも計画し放題でした。

「あとは自由に相談しなされ。でも、二泊三日の予算は守ってね」
と子ども達に告げると、出るわ出るわ。
北海道、沖縄、九州、ハワイ、台湾、ヨーロッパ。

おおおお⁉😦
そうくるんですか⁉そう来るんですねーーー‼

まず、海外行くなら君達のパスポート取らなきゃだよ。でももうそんな時間無いよ??

でも、そうか。母は理解しましたよ。

現地までの交通費がどれくらい必要なのか、あとは、時間がどれくらいかかるのかを、子ども達に具体的に教えないと、もしかしたら「南極!!」とか言われちゃうのかも。
それはムリ。南極はムリ。

「行きたい所は分かったんだけど~、例えば新幹線って全員でどれくらいかかるか知ってる??」
「え??😃(純粋な瞳)」

やっぱ知らなかったか。
知らないよね。そうだよね。

同じ電車での移動もさ、
新幹線で時間短縮するか
節約して鈍行で行くか
という選択肢があるのだよ、子ども達よ。
究極、徒歩という選択肢だってあるわけさ。

ちなみに母は、いつか東海道を日本橋から京都まで歩いてみたいけどね。

というような会話をはさみつつ、
あーでもない、こうでもない、と姉弟で協議の結果

行先は名古屋に決定‼

名古屋でやりたいこと

実は私も人生初名古屋。
ドキドキ。楽しみ楽しみ!!

子ども達がやりたいことは次の通り。

  • 熱田神宮で白鳥守りをゲットする

  • 名古屋城に行きたい

  • モーニング食べたい

  • 甲冑とか見たい

  • イケメンゴリラのシャバーニ君に会いたい

  • なんか美味しいものいっぱい食べたい

  • ジブリパークに行きたい

ここで私は無慈悲な一言を告げねばならぬと理解しました。
「ジブリパークは次回以降に回します」と。

だって、そういうさ、ジブリパークとかさ、TDLとかUSJとかの旅行の場合はさ、思いっきり楽しみたいでしょ?いっぱいお土産とか買いたいし、美味しいものも食べたいでしょ?いや、値段によっては我慢もするけどさ、でも、思いっきり楽しみたいじゃん。でもさ、今回、旅行、急に決まったからね。いろいろ物価高だしね。「うぇーい‼✨」って使える範囲がさ??ね??ね??
だから、ジブリはね、ジブリパークはね??ね??
また企画しようよ。うん、そうしよう。それに向けて、またいろいろ計画的に貯めていこうよ。

という「今回はジブリパークには行けませんよ」の言い訳が私の脳内にバーッと…。

いつ言うか…。
今なのか…。
我が子らがめちゃくちゃジブリの話で盛り上がってるぞ。どうする??いつだ??いつ告げるのがベストなんだ⁉

「あーーー✨トトロとかに会いたいよねーー✨」
「かわいいお土産とか、絶対いっぱいあるよねーー✨」

ここか⁉ここなのでは⁉
「ホ…ホームページとか、あるんじゃないかな…??」
「わーーー✨母、てんさーい!!見てみよう見てみよう✨」

ホームページを開いた瞬間、さらに大盛り上がり。2人して「わーーー!!✨」と。
そして、チケットのページを開いた娘が「あ…チケット…あ…」と…

息子は「ジブリーーー!!✨」と盛り上がっていましたが、娘は「これ、ジブリパーク行ったら、名古屋城とか動物園とか行ける…??」と訊いてきました。

気付いた??気付いたの??

「む…難しいかと思いますぅ(何故か敬語になる私)」
「チケット代とかだけじゃなくて、お土産とか食べ物とかも買うから、もっとかかりますよねぇ…」

そしたら娘が息子に
「ジブリ、まだ今度にしよっか」と説得。
息子は「えーーー??」とゴネていましたが

二人でいろいろ相談して
「ジブリは次」
と決定。

12歳ともなると予算についてちゃんと考えられるんだなぁ、なんて、我が子の成長に感動(はい親バカ)。10歳の息子の方は、やっぱまだ難しいんだなぁ…。でも、お姉ちゃんの話を聞いて、ちゃんと納得して「次にする」と決められるくらいまでは成長したんだなぁ(親バカ)。

そして、名古屋旅行のテーマは「歴史とグルメを楽しむ旅」にする事に。
名古屋城も行きたいし(息子、戦国武将好き)、お守りもゲットしたいもんね。

その後、少しずつ進んでいく旅行の計画。娘がリーダーになって、旅のしおりも作ってくれました。
娘の許可が出たので、表紙の絵をこちらに↓

娘が作ってくれた旅のしおり(日程表)の表紙

諸事情により夫が不参加になったので、表紙の人物は私と娘・息子の3人です。

「計画」を見守って気付いたこと

娘がリーダーになっていろいろ決めていってくれた訳ですが、子ども達に自分で決めさせるって本当に大事だなと感じました。

計画を実行に移すために、旅行を楽しむために、
何をどうやって調べればいいのか、という事を、子ども達が全く知らないという事に、子育て12年目にして、私自身やっと気づいた次第です。

例えば、
自宅から名古屋までどうやって行くのか
何時に家を出ればいいのか
という事を、どうやって調べればいいのか、子ども達は知らなかったんですね。
「うちの子、これ知らないんだ‼」という事に、やらせてみて初めて気づきました。

あとは
行きたいところは分かったけど、
それがどこにあって、そこの移動はどうするのかが分かっていなかった。

「行きたいところA「行きたいところB」「行きたいところC」の距離が近ければ一日で回れるけど、遠かったら日程を分けるとか、移動方法を工夫するとか、そういう発想が、子どもには無かった。
最初「ぜんぶ一日でまわれるかな」みたいな感じだったので。

東京観光で言えば、浅草とお台場と渋谷・原宿と奥多摩は、たぶん一日で巡れないじゃないですか。それを「一日で巡ろう、しかも徒歩で」みたいな計画を立てるんですよ。

グーグルマップを開いて、場所を確認させて、A地点からB地点の距離が何キロか見せて
「これねー、家から○○小までを三往復したくらいの距離だよ」と説明してみたり
「ここから親戚のAさんの家まで歩いていくくらいの距離」と説明してみたり。

もどかしい…。もっと早く決めたい。

でも「もうお母さんがやる、は絶対言わない」と決めて、ひたすら計画を見守りました。
時にイライラしてしまい、「ここにいたら怒っちゃいそう」と思って離れてみたり。母だって、人間だもの。

最終的に日程表が出来上がったのは旅行前日。
何日かかっただろうか。
でも、子ども達、頑張りました。

大人がやった方が、絶対効率よくまわる旅行計画を立てられたと思います。
実際、旅行はすったもんだでしたw
不完全燃焼な部分もあったと思います。

でも、これは「旅行」だけれど「体験学習」というか、
我が子たちが「自分で考えて自分で決めるという経験」を積んでいく、大事な機会だと思っております。

やって良かった。

近いうちに、旅行の「すったもんだ」で「不完全燃焼」だった事も書こうと思います。


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