見出し画像

助産師の思春期学習の極み『孫からの伝授』

自分の子育て時代が、記憶にない私。
開業助産師を生業としてきた私。事実、子育ての余裕も無く、出来なかった事を振り返り、感謝出来るに至った。

実際の子育て。
幼少期から時々通ってきた離島。
孫娘たちの成長を
生(なま)で観せてもらっている。

この四月から。
離島の居候を決め込んで。
文字通りの『ディアルライフ❣️』

シニアの特権をフル活用!
孫達の三人三様振りには
想像以上に感動している。

新小三生
新中学生
新高校生

三人三様とは。
本当に
『感動的な成長の模様』を
激写させてもらってる。
(現在進行形です)

詳細に着いて、
個人情報に当たるので、
ここに書き込むことは 
控えさせてもらいますが。

これほど教科書って、
すごいなぁと感動した事も初めて。
そして、
教科書(テキスト)に
文字として、まとめるとしたら
こんなに歯痒い事も初体験です。

まぁ、
テキスト、教科書と云うもの存在を
見直したと言えば、
言えなくもないのですが、
実は、
実際の出来事の方が
どれほど奥行き深く
多様性に富み、
ユニークなドラマテックな時期。

思春期と云う
括りでしか、
表現出来ないもどかしさを
感じつつ、なるほどなるほど。。

こんな風に応えてくれるのか⁉️
ならば、
Aと現象、受け応えって、
1〜10通りぐらいは、軽く考えて対応してみるとどうなんだろう?
とか。
Bという、応え方の裏には、
きっとその時の選択肢が
少なくとも5〜6個は、
準備しておきたいなぁ。
とか。
Cにたどり着いた後、
その先のことを
どう予測しようとするんだろう?
きっと、
アレも、これも、
全く別の角度からのアプローチを
する人も当然あるだろうなぉ。
と。

要は、思春期と云う
『子ども』と云う括りを
越えようとする人たちは、
置かれた環境、
今までの経験、
先々への期待、
そして、
葛藤の中で見え隠れする
自分自身とのありとあらゆる対話を
未だ、
体力的には
未完成な自分を信じて、
精神的には、
誰も見当すらつかない、
現代社会への希望と不安の混在する
現在に居ると云う
現実を意識しなければならない。

カオスの中での
限りない挑戦、
そんな体験を超えようとする
エネルギッシな時期なんだと。

ほんの一例。
誰かから、
指摘されたこと。
『確かに正しい事だ』と判断したら
◎思春期前期ならば、
外に発信してみて、
その良し悪しを確かめる。(順当)

◎思春期中期ならば、
『確かに正しい事だ』と判断したら
どう伝えたら指摘してくれた元の人に
頷いて、納得したことを伝えられるかを考えた行動をとる。(了解を返答)

◎思春期後期になると、
『確かに正しい事だ』と判断し、相手に納得した事を伝えた後。
自分ならば、こんな風にも考えられる。『別な判断方法でも正しい事は存在する。』と云う、見えない先を見つけろうとする。

思春期の期間に
人としての判断が、
格段に広がり、
深められ、
未来へと繋がることを知る。

思春期とは、
一般的には、
身体的、精神的、社会的な成長の著しい人生で有用な期間とされているが、
この思春期と云うほぼ10年間とは。
人生最大のドラマテックな時間なのだと
確信できる。

乳幼児から、子どもへ。
子どもから青年へ。
青年から、成人へと、
時と共に変身していく
『一人の人間』にとって、
これほどまでに
『激しく劇的にな変身』を遂げる
チャンスはないはずだと思う。

それには、
身体が整い、精神の欲求が、育まれ
社会参加が認められると云う、
条件が揃う
この『思春期』をおいて、
人生最大のあらゆる意味での
試練に応えられる時期は
無いといえる。

私は、
古希を経て、自分を振り返りつつ
命を預からせて頂く生業に没頭して生きていた時期があった。
全てを犠牲にしても、
助産師である事を全うしようと
必死だった時期があった。
母である事を横に置き、
妻である事を
彼方へ置き去りにして、
身体的精神的にも、
二十四時間365日の拘束を
心地よいとさえ感じていた
時間があった。

それが、
シニア世代に入って、
やや揺らいだりもした。
それらのまとめをすることが
これからの私のステージだと
思っていた。

しかし、
幸運にも
孫の成長を彼らの傍らで
見守らせてもらえるチャンスを
手にした。

自分が果たせなかった子育てを
核家族の中で実戦してきた息子家族に
居候➕家族役割を付加した新たな生活を
提案されたのだ。

助産師の端くれとしての好奇心が、
ムクムクと頭を擡げる中、
今春からの新生活は、
今までには、
体験したことのない新境地への
挑戦を提供してもらえたのだ。

私の中で、
子育てに対しての不安が、
助産師職へのきっかけだった。
そして、
今回、子育てを放棄して、
生業を生きてきた自分が、
身内の思春期をこんなにゆっくりと
味合わせてもらえる機会を
手にしたのである。

助産師としての永遠のテーマ
命の営みと性教育との関わり。
命の誕生から始まる性教育の必要性。

それらのテーマて積み残していた
『思春期の実録』をツブサに見せてもらえることに、心から感謝したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?