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三世代お産塾 その2 の一部分(こだわり編)

さてさて。
④お産って凄い大仕事です❗️
⑤「宇宙人のも負けない、赤ちゃん」
  その秘密について❗️
⑥バースプラン

三世代お産塾の
受講者さんの世代内訳
⚪︎現更年期世代、
⚪︎現出産世代、
⚪︎未来出産世代。

出産環境は、
時と共に、
社会環境の変化と共に
変化しています。

『出産について』の
考え方、受け止め方の変化は、様々❣️

まるで、
歌は世につれ、世は歌につれ❓

かつては、昔から
『お産は耐えるモノ』といわれていました。

更年期世代の方々が
出産年齢だった頃から
少しずつ
「辛い事は避けたい!」との
主張が出てきて
増えてきたのです。

ならば❗️
『痛くないお産を望む⁉️』
という声が大きくなり、

一気に、
『無痛分娩』が普及しました。

ここ十年、二十年での動きです。

需要に応える様に
産婦人科では
痛くないお産(無痛分娩)が、
広がりました。

麻酔でコントロールをするお産
(=無痛分娩)の普及は、
女性の身体の機能を
フルに使い
極力、
『生理的な自然な状況下での
生理現象という
哺乳類本来の出産現象』いわゆる、
自然なお産、自然出産という
(生理現象)
から、
離れていきました。

🌼医療の介入する痛みのない出産は、
麻酔薬を使って
痛みをコントロールできる場合は、
有効だとされますが、

中に、
麻酔が良い具合に
効果を得られない場合、

或いは、
効果がありすぎた場合など、
本来の生理現象から、
ほど遠い

大変なお産になってしまうことも
あるからです。


🌼『自然な出産の定義』までもが、
変わった❗️と考えられるほど、
大きく変わりました。

ただ、
お産という
女性にとって、
『試練』とか、
『命懸け』だとか、
『産んでこそ』などという、
根比べをすべき事では、
ないという事は、よくわかります。

でも、
コレも考え方と言えば、
それまでかもしれませんが。
女性が本来、
持ち得て生まれてきた
『生殖機能の究極の能力を発揮すること』
を全く不要な事として、
避けて通れば良いのか?
「辛い体験はしたくない」から、
しなくてもよいのか?

コレは、
単に、
贅沢をするとか、
我儘を通すとか、と云うよりも

もっと
根本的なところに根ざす
その人の
生命観、
人生観、
価値観に
つながる事
なんだと
私、個人は、考えるているのです。

哲学とかの難しい話とかではなく
ヒトとして、
哺乳類として、
どんな産まれ方をしたか❓
そんな
記憶にも留まることが
ない時のことだと
考えてしまえば
それで良いのか⁉️

私は、
ひとりの助産師として、
自分自身か、
陣痛の痛みに
負けそうになりながらも
小柄な第一子を出産し、
こんなに辛いことかと、
思ったはずなのに
一年も経過しない内に
もう、痛みを忘れていました。

二年後に第二子を産む過程で、
本格的な陣痛の波が押し寄せる中で、
あゝ、これだった〜❗️
この痛みだった❣️と
強烈な痛みの中、
呟いてみたのです。
「骨盤が粉砕する様な痛み」だと。
そして、
四十年を経過した今でも、
出産の痛みは?
というと
『骨盤粉砕』という単語が
頭に浮かぶのです、

でも、決して
もう陣痛を体験することが
なくなってからも
私の中では、
陣痛=骨盤粉砕と
紐付いているのです。

嫌な記憶でも
なんでもなく。

🌼陣痛に耐えながら
三人の息子に恵まれ、
彼らは、
性別の不一致もなかった為
父になる体験をしましたが、
女性の体験する出産時の陣痛を
体験することはなく
生きています。

話が長くなり、
焦点がずれてきていますね。

🌼お産とは、
どんな大仕事か⁉️というテーマです。

現在社会の方向としては、
少しづつ広がり、
徐々に本来あるべき自由を
獲得してきました。

性別の
外観の表現形と、
内面の性の感覚の違いについて
それは、
自由で良いということが、
はっきりと認められつつあります。

🌼ただ、
内面的な身体的性別は、
コレから先も
表面的には、形成可能になっても
機能的な変更を叶える事は、
まだ、
人知及ばぬところにあり、
簡単には、
変更はできないのが実情ですね。

そんな、
素晴らしいというか
そんなに
複雑で、
巧妙な仕組みが我が体内にあり、
別の性別の精子を受け取ると
トツキトオカという
種固有の妊娠期間を経て
あの赤ちゃんという、
女性の身体からしたら、
全くの異物、
別の生命体。

ちょっとやそっとでは、
取り出せないサイズの大きさに
ほぼ、勝手に育ち、
狭い子宮を無理やり拡張させ、
内臓臓器を四方に押しやって
目一杯に育った胎児。

その胎児を
メスを使う事なく、
手術台に乗る事なく、
麻酔を要する事もない、
常人が耐えられる限界内の強さの陣痛。
陣痛の痛みで
死んでしまった女性は居ない⁉️はず。

耐えられる程度の陣痛という、
独特の痛みと緩和を繰り返す
不思議なリズムを持つ
痛みによって、
あの狭い窮屈な
骨盤の骨トンネルと
子宮の出口の
筋肉の締め付けとそれに引き続く
産道(膣)の十センチ足らずの
筋肉組織の筋肉トンネルという
二重構造の通路を
手でかき分ける隙間もないなか、
陣痛に後押しされ、
母のイキミ(怒責)の力を借りながら、

🌼まさに、
死にそうになりながら、
時々、
本当に息をとめられながらも
生きて生まれ出してきたのです。

🌼特別な、
困難な条件がない限り
薬も医療機器を駆使する事もなく
九割ぐらいの人が、
そうやって、
かの世の中に
押し出され、
にじり出し
初めて、
肺呼吸を開始する時
おぎゃと発する声が、
『産ぶ声』なのですからね、

どうなんでしょう〜。

この経過を経て
この世に生まれることが
出産なのですが、

あなたは、
出産を人生の中で、
どう位置づけますか?

🌼特に、
女性は、
女性という性別だからこそ
体験するこの出産という体験を
どんなふうに受け止めたいのでしょう。

今、不妊と診断を受けると
国の補助金が制度化が始まりました。

今まで、
財産を掛けて
治療を受けて
やっとかなった命を
抱き取れたご夫婦。

多くのものを犠牲にしても
叶わなかったご夫婦。

我が子を産むことを
諦めたお二人。
中には、
子育てをすることで、
親としての希望を果たすカップル。

🌼逆に
何回も、
中絶という医療行為によって
命の芽を無いものにした人、
せざるを得なかった二人。

🌼また、
妊娠したと思ったら、間もなく命が絶えてしまうという経験を何度か経験した二人。
やっと朗報が得られる様に医学が進歩してことで我が子を得た事を喜ぶご夫婦。

まだまだ、

🌼生まれて来てくれたとしても、
あっという間に
命が消えてしまった赤ちゃん。
なんの異常を見つからず出産迄
漕ぎ着けていだはずなのに、
何故⁉️

途方に暮れ、
中には生きる力すら奪われた様なショックが、ずっと残るカップルの苦しみ。

🌼生きることが元々難しい中で、
誕生の産ぶ声だけを残して
息絶えた赤ちゃんと
その家族の悲しみの大きさは、
計り知れないことは、
重々分かります。なのに、
残酷にも、
母の身体からは、
母乳がほとばしり出るのです。

大きな難しい障害^を抱えた状態で
生まれてきた赤ちゃんは、
いつコト切れてしまうのか⁉️
と、多くの医療者の力のと
最新の治療を駆使されて
命を繋ぎきって、
元気を維持できる赤ちゃん、
やがて、
子どもになっても、
補助具、命を繋ぐパイプが
離せない生活を
強いられる子どもたちも
生きているのですね。

🌼ヒトが生きている限り、
その人の生き方、生き様は
その人モノ以外、
誰も代わることは
できないのですから。

兎に角。
ヒト(性別が女性の人)が、
自ら生きながらにして、
生きたまま胎児を産み出しています。

多くの場合、
産み出された胎児は、
自力で呼吸を始め、
最初の一時間、
次と一時間と経過観察の後
一週間程度の医療機関か、
助産師たちの経過観察の
結果、
良好というお墨付きをもらい
多くの場合、
家族の中に迎え入れられます。

🌼でも、
ここまで、
来てからでも、
命を繋げる子育て開始の段階で
親立場の人から
否定される様な扱いを受け、
いわゆる、
赤ちゃんボックスへ
置き去られてしまうことも
ありるのですよね。

🌼本当に本当に、
人生は、
ひとりひとりの人間が、
自分自身のチカラ及ばぬときから
様々な試練を被ったり、
自分の事が、
わかってから、
自分自身の価値観で、
進み生きて行く道を
歩くひとになったりしていくのですね。

私の四十年を超えてきた
助産師人生の中で見てきたものを
何か役立てることができないのか⁉️

ちっぽけなことしかできない事は
よく分かっているけれど、
何かに突き動かされているような心持ちで
今後とも、現代版産婆という、
ややお節介なお世話焼きを
続けていきたいのです。

あゝ、
道筋が随分ずれ込んでしまった、
反省です、
猛反省しながら、今回は、終了です。


#お産 =出産
#不妊
#中絶
#障害
#不育

2022年9月4日、未明 台風情報を聞きつつ


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