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2025年度に向けて…

 皆さんこんにちは。早速、初回から大分時間が経ってしまいました。今年はこれまでで一番忙しい出だしです。理由は、2025年度の本格始動に向けて、今年度から、地域の企業との様々な事業を同時進行しているからです。

 本校は、2025年4月以降入学生を対象に、現アパレル造形デザイン科とファッションビジネス科を統合し、ファッション総合学科(3年制・昼間)のみの単科スクールとなります。

 それに至った経緯としては、まず、(私自身、30年前は同じだったかと思いますし、決め切れなくて当たり前だと思いますが、)昨今の学生には、例えば、「つくることもしたいし売ることもしたい」という風に、明確に進路を決め切れない者や、逆に、過去の延長線上にある今の自分で判断して、「自分は△△な人間なので〇〇は向いていない」という風に、若干ネガティブに進路を決めつけてしまっている者、逆に、開かれているようで閉ざされているインターネット上の、一部のインフルエンサーや人気ブランドのイメージ等から影響を受け、それ以外のものを見る機会もなく、それ以外のものがあることを知る機会もないために見ようともせず、「私には〇〇以外ない」という風に、個人的にはある意味ポジティブに進路を決めつけてしまっている者が複数名いることが挙げられます。
 無論、それはそれで良いところもありますが、学生期間を、(本人が気付いていない可能性も含めた)あらゆる可能性を試し、確かめる期間とできたら良いな、と数年前から考えておりました。

 就職活動についても、2年制コースだと、1年次の夏から就職活動の準備を始め、1年次12月以降から順次説明会やエントリーシート提出が始まり、早い者で1年次中に内々定が出るということがあり、実質、あらゆる意識を、高校を卒業したばかりでいきなり社会人レベルに高めなければならず、果たしてそうしたことが健全な状態なのか、という考えがありました。それでも内定は出るのですが、私は内定が決してゴールではないと捉えておりますので、あと1年あったら、もっとこんなことができるのに、とか、こんなことを教えられるのに、とか、(流通系の学生でも)モノづくりのセンスが非常にあるからそっちに切り替えた方が絶対良いのに、とかいう歯痒い思いも多々ありました。

 上記以外にも、様々なことを熟考した上で、2025年4月入学生から【ファッション総合学科】に統一し、1年次はファッションビジネスやクリエーションの基礎を網羅的に学習し、期中に複数回の面談を行い、主観的・客観的に進路を決め、2年次以降はそれに即してa.クリエーターコース、b.ディレクターコース、c.スタイリストコース、の3コースに分かれていく、という風に致しました。


 さて、最後に、画像ですが、こちらは本校のインスタグラムです。

ご興味がございましたら是非ご覧下さい。

https://www.instagram.com/kanazawa_bunka/


 また、Youtubeチャンネルも開設しておりますので、そちらも是非ご覧下さい。