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成瀬は天下を取りに行く

いつも固い本ばかりを読んでいるわけではない。
話題の本は興味がある。

☆祝☆本屋大賞受賞
本屋大賞受賞おめでとうございます!

2024年4月12日

京都市役所前の「御池地下駐車場」を利用する際、ゼスト御池という地下街
で3000円以上買い物をすると2時間駐車場が無料になる。
京都に行く際の私のお決まりコースは、ふたば書房ゼスト御池店で3000円以上の本を買って帰り、駐車料金を安くすることである。
本も買えて、駐車料金も安くなるなんて良いこと尽くめである。

さて、今回は宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」を含めて2冊の
本を買った。
「成瀬は天下を取りにいく」はどこの書店でも、大きなポスターが貼られ
ており、人気の書籍である。
売れてる本は読んでおくべきだろう。

さて、中身は久々に爽快感が溢れる本であった。
閉店した西武大津店を軸に物語が進む滋賀県愛に溢れた小説だ。
主人公の成瀬には天下をとって欲しいし、200歳まで生きるチャレンジを
続けて欲しいと思う。

「わたしが思うに、これまで二百歳まで生きた人がいないのは、ほとんどの
人が二百歳まで生きようと思っていないからだと思うんだ。二百歳まで生きようという思う人が増えれば、そのうち一人ぐらいは二百歳まで生きるかも
しれない」
という成瀬の言葉には、常識の中でチャレンジすることを諦めて
しまっている大人への批判のようなものを感じた。

是非とも買って読んでみて欲しい。
おすすめである。


いやー小説って良いよね。
今年は何冊良い本に出会えるかな。


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