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仕組み化について 〜セブンイレブンでの体験〜

本日は、セブンイレブンで体験した仕組み化の重要性について書きます。



「人に仕事を付けず、仕事に人を付ける」こと。

24時間365日営業というコンビニエンスストアでは特に重要となってきます。多く人が関わる仕事であればあるほど、仕事に人を付けるという考え方は品質を一定にするためには重要です。

仕事に人を付けるということは、「仕事」を明確化するということが必要です。言い換えれば全ての仕事の見える化が必須です。

話はそれますが、仕事を見える化するということは、仕事自体を見つめ直し改善していくためにも重要となります。仕事に人を付けることは仕事自体も改善していくことが可能となります。

さて、コンビニエンスストアでの仕組み化において、私が店舗研修で店長をやっていた時の問題として商品検品陳列時の品質一定化の問題がありました。発注する人の商品に対する意思と、商品を陳列する人の意思を同じにしないと、期待した販売に繋がらないという課題があります。
極端な話、売れると思って仕入れをしても、商品陳列棚に並んでなければお客様に見てもらえないので売れないのは当たり前。
しかし、ここまで極端では無いにしろ、発注の際に考えたことが売り場に反映され無いことはあるあるでした。

本当は陳列する人が全て発注すれば良いのですが、現実的にはシフトもあって難しくなっています。

では、どう解決するか・・・。

私は、情報共有ノートと情報共有ボードというものを作成しました。

◯情報共有ノート(レジ内に設置)
単位は1日単位で、シフトごとの引継ぎやその日の指示内容を記載するノートです。読んだらサインしてもらうという単純なものでした。単純ですが確実に共有出来るために当時はノートを使用していました。今でしたLINEなど便利な共有ツールがありますので、非常に便利になっていると思います。

◯情報共有ボード(バックルームに設置)
単位は1年、1ヶ月、1週間で設定していました。

1年欄は年間売上目標等の年間単位の目標数値の共有。
1ヶ月欄は月間売上目標等の月間単位の目標数値の共有。

1週間欄は、ここが非常に重要ですが週間の目標数値の共有と共に、新規商品や重点商品の共有を実施していました。商品の案内と共に来店のどの客層のお客さんに売りたい商品なのかを明確化して共有することにより、パート・アルバイトスタッフも商品に対する意識が生まれ、結果として良い陳列を行う仕組みが完成しました。

また、副次的に、どうすれば良い陳列を行うことが出来るかを、それぞれが考えるきっかけになりました。

商品陳列は単なる作業になりがちです。しかし、商品情報を共有し自分ごととしてパート・アルバイトの意識が向上し、作業から仕事に変化するきっかけともなりました。

私が考える仕組み化のメリットは、仕事を見える化して、明文化することで、「対象の仕事の見つめ直し」、「対象の仕事のブラッシュアップ」「対象の仕事の品質維持」につながると考えます。

ビジネス現場において、仕組み化は非常に重要だと感じます。まだまだ道半ばですが、私自身が今後も仕組み化について実践して行きたいと思います。

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