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ジョンが命懸けで復讐した理由を簡単に考察【ジョン・ウィック】

こんにちは。

今回は、ジョン・ウィックを語る会と称して、本作でジョンが命を懸けてまで戦った理由を好き勝手に考察してみます。たぶん観たことある方しか読まない記事だと思いますが、念の為ネタバレは避けます。


あらすじ

本シリーズのあらすじは「亡き妻からの最期の贈りものである愛犬をロシアン・マフィアに殺され愛車も盗まれたので復讐する」と言った感じ。そこから壮大な物語に拡がってゆく。そう……本シリーズ、全てはワンコから始まったのだ。可愛かったなぁ、ビーグルのデイジー。


ジョンが復讐する理由

《犬を殺されたから命懸けで復讐に出る話》と思うと「内容うっす」と思うだろうし、そう思ってる人は実際に多いが、ジョンの壮大な愛のための復讐だと思えばそれもマシになるんじゃなかろうか。

そもそもジョンが復讐に出たのは、殺された愛犬が亡き妻からの最期の贈りものだったからだ。亡き妻ではなく自分で買った犬なら話が違っただろう。自分で買った犬を殺されて命懸けで復讐するとなると愛犬家の鑑としか言えない。

また、彼が犬を殺されたことへの怒りを話すシーンや亡き妻に思いを馳せるシーンからも彼の復讐への原動力が妻への愛であることが窺える。


生きるために突っ走る

しかし、ハイテーブル(首席連合)が絡んできたあたりから話がややこしくなってきて、もはや愛とかなんとか言ってる余裕もないくらい限りなく死に近いギリギリのラインで数々の重要な選択を迫られるようになり、だんだんなぜジョンが戦っているのか分からなくなってくる。観ながら何度も「あれ、なんで戦ってるんだっけ?」と思ったものだ。

実際ジョンはその世界で暴れすぎたせいで相応の罰を求められるようになり、途中からは愛や復讐のためとかの前に“生きるため”が前提になっていたように思う。生きるために最善の道を選べ、みたいなことをウィンストンに言われていたこともあった気がする。もう引き返せないところまで来てしまったら行くとこまで行くしかしないってわけだ。実際、時々妻ヘレンに思いを馳せるシーンはあるものの話には関わってこない。2作目からは妻がどうこう言ってられる余裕などなくなり、自分が生きるか死ぬかの問題になってしまった。愛のために身を堕とした男、それがジョン・ウィック。


気持ちは分かるけど分からない

正直に言うと、そこまでする必要があったのだろうか?という疑問は否めない。自分の指を差し出したり、撃たれたり刺されたり、高所から落ちたり階段から落ちたり、色んな物で色んな怪我を負いながら、色んなものを犠牲にしながらチャプター4まで突っ走ったジョンだが、最愛の妻から贈られた犬から始まってあそこまで話が大きくなるとは。
そもそもこのシリーズは、今でこそ世界中のファンに愛されることとなったが、初めは1作目で終わるはずだったのだ。実際に1作目のまとまり具合は素晴らしい。でも人気が出たのでシリーズ化となり壮大な話になったようだ。


さいごに

4作目公開後だが続編の可能性もあるらしい。観た人なら分かるだろうが、続編を作るとすれば一体どうやって繋げるのだろうか(笑)
私はこのシリーズとキアヌ・リーヴスが好きなので続きがまだ出るなら観る予定だが、綺麗に終わったのでこのままでいい気もする。しかし最新作の最後で何かしらのフラグが立ってる気もするので、続くなら続くで何作でも観る所存である。

考察などと書いた割には簡単すぎる考察だった気がする。

ではまた。

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