あきらんど

黒猫とブラックジョークが好きです。

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最近の記事

「炎上甲子園」第3話〜撮り鉄、命を救う〜

さて、炎上甲子園、最後の参加者を紹介しよう。 彼の名は石渡道夫(26歳)。九州エリア代表だ。 部品メーカーに勤めていたが、 東京本社から福岡支社に転勤してから土地が会わず、 退職をし、失業保険で暮らす日々。 彼はネットもニュースもほぼ見ない、 鉄道写真にしか興味がない、生粋の撮り鉄だ。 だから彼の母・石渡花子がUbabarEatsとして 炎上していることを彼は知らない。 だが彼の父・幹郎はコロナ禍でリストラにあい、 求職中とは知っていた。 そろそろ東京へ帰り、職を探し、

    • 「炎上甲子園」第2話〜ヤリモク男を撃退〜

      【第2話のストーリー】 世間では石渡花子はUbabar Eatsと呼ばれ、 ネットやニュースを日々賑やかしている。 そんな情報を歯軋りしながら見ている男がいた。 その男の名は斉藤紳助(22歳)、 ホストを挫折したバーテンダーだ。 紳助の元には関西エリア代表として 炎上甲子園のオファーがきていたのだ。 「もしかして、あのババア・・・」 紳助は焦っていた。 彼も炎上甲子園で優勝を狙っている。 苛立ちながら、どうすれば最高の炎上が実現するか、 シェイカーをシェイクしながら思

      • 「炎上甲子園」第1話〜UbabarEats〜

        【キャッチコピー】 炎上日本一を決める「燃える戦い」が始まる! 【あらすじ】 飲食店で醤油差しをペロペロしたり、 悪質なあおり運転をしたり・・・ なぜ毎年、ネットやメディアをにぎわす「炎上」が発生するのか。 それは暇を持て余した、とあるビリオネアグループのお遊びだったのだ。 ビリオネアたちは日本全国を7つのエリアに分け、 各エリアの見込みあるユーザーに対して 「炎上甲子園」のオファーを出すのだ。 優勝特典は10億円! 選ばれた各エリアの炎上プレイヤーたちは、 知恵と勇気

        • 箱根に温泉付きのマンションを買った話

          私の名は「あきらんど」。 収入も体型も性癖も、おそらく平均的な中年男性。 そんな私がセカンドハウスとして、 箱根に温泉付きマンションを買った。 今回は、その話。 男性の平均健康寿命は72.4歳らしい。 気がつけば、その平均健康寿命とやらの半分も過ぎて、 50歳で早世した父親の年齢に徐々に近づきつつある。 「明日死んだとしても、後悔はないのだろうか」 「人生、これでいいのだろうか」 「ちゃんと将来、やっていけるのであろうか」 「というか、中年真っ盛りの〝今が将来〟では・・・

        「炎上甲子園」第3話〜撮り鉄、命を救う〜

          「パワハラ桃太郎」 企画書

          【キャッチコピー】 最狂のパワハラ野郎・桃太郎が、 猿たちを支配し、鬼退治へ! 【あらすじ】 昔々、とある村にお爺さんとお婆さんがいました。 お爺さんは特殊部隊出身、 お婆さんは公安警察出身でした。 お婆さんが川で洗濯している所に 大きな桃が流れつき、中から元気な男の子が。 二人は桃太郎と名付け、 二人の経験を桃太郎に注ぎ込み、 桃太郎をあらゆる分野に精通した、 最強戦士に育てました。 20年後、お爺さんは成長した桃太郎に 鬼ヶ島制圧を命じます。 桃太郎にはきび団子

          「パワハラ桃太郎」 企画書