市ヶ谷稲子

市ヶ谷稲子

最近の記事

元教師が起業するとしたら③~3歳の娘の少しだけスピリチュアル?な話~

今回は、三歳の娘について書きたい。 起業の勉強を始めて、幼稚園の預かり保育を利用することにした。 毎日午後4時ごろ、幼稚園に娘を迎えに行く。 すると私を見つけた娘が、紺色の体操服姿でぴょんぴょんと跳ねるように走り出てくる。 早生まれで小柄な娘が、ピンク色の頬に薄茶の前髪をゆらゆらさせて嬉し気に走ってくる姿を見ると、 「このような可愛い生き物と私は暮らせているのか……」 と、改めて自分が母にしてもらえた不思議を思う。 私は娘ができるまでに二度流産した。二度目の流産は正確に

    • 元教師が起業するとしたら?②

      起業の学校WILLFUのオンライン授業を受け始めて二か月が過ぎた。 最初は夜3時間の授業についていけるか不安だったし、 初回から「さあ、一週間で25,000円以上の売り上げを作ってきてね」という課題に戸惑ったりもした(無茶ぶりと思ったけれど、きちんと出題意図がありました。) しかし、ビジネスは知れば知るほど面白い、というのが今の感想。 今回は学んだ中で、感動したことを二つ書いてみる。 1 思考ツールの存在 ビジネスには、商品を売るためのセオリーがきちんとある。 「3P

      • 元教師が起業するとしたら?

        ・教師はつぶしがきかないよね。 ・教師の職場はブラックなんでしょ。 ・教師は学校しか知らないから、社会経験に乏しいんだよね。 教職を辞めたあと、いろんなひとに、こんなことをよく言われた。 いくら本当でもそれを面と向かって元教師の私に言う?と思わず笑ってしまうほど。 確かに、「ブラック」に関しては、人々の想像の上である自信があるし、 社会経験も、ぐうの音も出ない。 でも、「つぶしがきかない」は自分次第じゃないか?と思って私は起業を考えた。 退職から7年が経とうとしていた。

        • 素敵な「読み違い」

          高校教諭の時、50手前の先輩男性教諭に小部屋に呼び出された。 「俺のこと好きなんか?」 ドアを閉めるやいなや、そのおじさまは、頬をてかてかさせながら私に聞いた。 今、なんと……? 業務の話だとばかり思っていた私は、話の展開のあまりの意外性に言葉が出ず、目玉だけが飛び出た。 「男にはな、異性に対してLoveか、好きではないか、二択なんや。 Likeはないんよ。 男の場合はね。……君の俺に対する気持ちは、どれや。」 「(なんの話?!!!)」 豆鉄砲を食ったような顔の私に、男は畳

        元教師が起業するとしたら③~3歳の娘の少しだけスピリチュアル?な話~

          昭和歌謡カムバックのために起業する

          昭和歌謡では、酒飲みで女たらしのろくでもない男に心惹かれる女がたびたび登場する。 そんな男別れちゃいなよと思いながらも口ずさんでしまうのは、下衆な相手とそれを好きになってしまった自分を上から眺めて、 「それもまた仕方ないわよね」とため息交じりに全てまるめて許してしまっている女のスタンスが好きだからだ。 主人公の根底に寛容さを感じて、 大人だなあとうっとりする。 大人のかっこよさという点でいうと 「男はつらいよ」の中で寅さんが、 「それを言っちゃあおしめえよ!」と、相手の直

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