キレイゴト
同じ空を見てる。
そう願いたい気もするが
きっとそれは、綺麗事。
私が見ている空は
快晴でも
あなたが見ている空は
曇天かもしれない。
私が
突然の雨に打たれた時、
あなたは
キラキラ光る海にいるかも。
違う空の見える下で、生きている。
きっと、それでいい。
多分、それがいい。
交わることのなかった道。
深い悲しみを味わい尽くして、
心が壊れて、泣いて、
でも、現実は
何ひとつ変わらなかった。
綺麗事は、絵空事。
どこか冷め切った
自分が立っている。
それでも、今。
窓から見える空は
雲ひとつなくて、
青くて、碧い。
新しいそらを見た。
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