氷河期世代と「生前死別」。
一番最初の就職氷河期世代の僕は既に50歳を過ぎている。
身内や親戚との死別も増え、青春時代に憧れた大人たちも次々と鬼籍に入っていく。僕自身もいつ世を去っても不思議ではない年頃となった。
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就職氷河期世代の密かな問題は、学生時代の友人と縁が切れているのが当たり前、という事だろう。
就職氷河期は、学生時代には平等だった立場が、就職できたか無職になったかで身分が二分される。ましてや就職氷河期の初期の頃にはまだバブル景気の頃の「就職は出来て当たり前」という常識しかなかっ