現状整理

現状整理

一般的には近況報告と銘打ちそうなところを現状整理とする辺り、察していただきたい。最近の状況の変化に自分自身とても戸惑っているということを。

5月の半ば位から、あんまりここにも書けないような事態に見舞われてドタバタし始めて、それでもなんとか自分なりに(主に経済的な)見通しを立てながらやりくりしたり、福岡に来てやっと落ち着けられる場所を見つけられたな〜。自分はきっと社会運動の現場から離れて、こういう時間、こういう癒される感覚を抱ける場所・空間を求めていたのかもしれないと思えるような職場に出会えたと安心し始めた矢先に、違う仕事の話が舞い込んできたり…。

この1ヶ月弱、自分の拙い見通しが悉く覆されていく。最後はなんか足元から崩れるような感覚すらして2、3日思考も社会生活も放棄してひきこもっていました…笑笑

何者かが「お前の見立てなんて、思い通りにさせねえから〜ww」と、ぼくの福岡生活を嘲笑っているのではないか…?と本気で思いました。

来月の30日で福岡生活丸一年になろうとしています。AAのアルコールを絶ってからのバースデーじゃないけど、「福岡のやそら誕生日」みたいなことを一人でやってもいいかもしれない。

なんでぼくは福岡にいるのでしょう?

いまぼんやりと言葉にできるのは、
①関東の障害者運動の現場から離れる必要があったということ
②原家族からしっかり(1000km!)と離れる必要があったということ
①②を通じてしか、30歳のぼくには自分自身を生きる道が他に見当たらなかったのだろうな〜と、いまはぼんやり思います。

最近はなんとな〜く、ようやく今までの「関東での自分のあり方」とは違う新しい「福岡での自分らしい生き方」みたいなものの片鱗を掴めてきているような気がしています。

「研究」が怖いです。
自分が「何者」なのかを問われながら、書き進めていく作業は考えるだけで嫌になります。
また「戦場」に戻らないといけないのか…⁉︎と戦慄します。
「当事者」という言葉が嫌いです。
あらゆる「問題」について、「非当事者」か「nobody」でありたいと最近のぼくは思っています。

最近友人がYouTubeに挙がっている「ひきこもり問題」に関する動画のURLを送ってくれたので見る機会がありました。

映像を見ていて「ひきこもり問題について何も考えたくない」と感じている自分に気づきました。

30年間、自分なりに必死に生きてきて、気づいたらいろんなアイデンティティや当事者性なるものを背負い込むようになって、否応がなしにそうした「問題」に直面化したり、思考することを強いられたり、自分なりの立場を作り上げる必要に迫られ続けていたような気がします。

部屋の本棚にある本を眺めていると、「自分が生き延びるための言葉や考え方・知恵が欲しかったのかな」と最近は思います。

それらは別に一ミリも「好きでやっていた」訳ではなく、「必要に迫られてやっていた」ような気が最近はします。

最近、福岡移住の決め手をくれた方に面と向かって「好きなことやればいいんだよ」というようなことを言われました。

「好きなこと」ってなんだろう?と立ち止まってしまう自分がいます。

ぼくはしばしば自分が空っぽだな〜と感じます。
決してネガティブな意味ではなく、まあ空っぽといいつつもよくわからん人生経験やきっと福祉に関する専門性はそこそこあるんでしょうけども。

「空っぽ」だからこそ、いろんなものを入れられるし、入っていくことも一応はできて、しかも無駄に染まりやすいところも実はあったりして…。けど「嫌なもの」にはわりかし敏感なので、そういうのは一度入れたりした後に弾き出したりはできるのかな〜とぼんやり思う。

いろんな自分がいいな〜と思うものに飛び込んで行ったり、自分の中に入れてみたり、染まったりしていく中で自分という器を通して出来上がるものを楽しみにしばらく生きてみるのもいいかもしれないな、と書いていて思えるようになってきた。

最後に近況報告です。
今月末から10日程、一般社団法人精神障害当事者会ポルケの山田悠平さんにお声がけいただいた関係で、単科の精神科病院がないことで有名なイタリアに視察で行って参ります。はじめてのヨーロッパ緊張しています。パスポートはあるけど、まだ何も準備できてない。やばい…。。
イタリアから帰国後、7月11日から19日まで関東に滞在する予定です。関東の皆さんと会う時間など持てたらな〜と思っています。こちらからお声がけもするかと思いますが、声かけて貰えたら嬉しいです。

最後に
関東の友人の一人に、いろんな過去を背負って社会のあらゆることに反発して万年反抗期みたいな生き方をあなた自身が選んでいるんだと言われ続けていた時期がありました。いまはそんな過去の生き方からだいぶ離れることができたんじゃないかな、と自信を持って言えるような気がします。

これからも落ち込んだり凹んだりすることも度々あるだろうけど、ぼくは元気です。

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