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あなたにとって「不要不急」とは?

今日は少し愚痴っぽい投稿になります。

ここのところまたコロナ感染が広がりつつあり、ニュース等で「第8波に突入か?」と連日報じられています。

今月末から来月にかけて第7波のピークを超えるとの予測も出ている中、今回、国は特に行動制限等の要請はしない方針だそうです。
代わりに医療体制の状況によっては各自治体ごとにその都度、行動自粛等の要請が出るとのことです。

医療従事者の方にとっては迷惑な話だと思いますし、自治体の首長さんも大変だなぁ…と思ってしまいます。

ただ、こういう話が報じられ始めると「不要不急」というコトバが同時に想い浮かんで来てしまう訳です。

コロナ騒ぎ始めの頃はどんなウィルスなのかも分からず、とにかくみんな出歩かないようにと「ステイホーム」なる言葉が流行ると共に、この「不要不急」というコトバも世の中で騒がれるようになりました。

他県ナンバーの車を排斥するようなことも起こりましたし、根拠もないままに飲食店やパチンコ屋に行く人を否定してみたり。
自粛警察とかマスク警察なんて連中も出て来て、今となっては馬鹿げたことをしてたなぁ…と振り返れますけど。

ただ、このような状況は私のような仕事をしている者にとってはやはり影響がありまして。

まず他県からのお客様が来られなくなりました。
それまでは隣県である福島や群馬、茨城に埼玉、東京や神奈川と関東近県は元より、遠くは岩手や宮城から栃木まで来られているお客様も居ました。

このようなお客様に対しては「次回からはオンラインでも大丈夫ですよ」と案内はしたのですが、ほとんどのお客様は「対面が良い」とおっしゃられて通われていたんですけど、この騒ぎが始まった後には来られなくなり、そのままになってしまった方がほとんどです。

また騒ぎが続いて「不要不急の外出は自粛するように」と声高に叫ばれるようになり、県内のお客様にも同じようなことが起こり始めて、全体のお客様減少に拍車をかける形となってしまいました。

一部の方はごく最近になってまた来られるようになったのですが、しばらく間が空いてしまったためにほぼカウンセリング当初の状態まで戻ってしまい、また一からやり直しとなってしまっています。

これは私にも反省点があって、元々オンラインによるカウンセリングをあまり推奨しておらず、対面でのカウンセリングに拘ってしまっていたからだろうと思っています。

更にこの騒ぎがここまで長引くとは想像していなかったことも、今となっては反省すべきところになっています。

ただ、カウンセリングの効果を考えた時やっぱりオンラインよりも対面の方が効果が大きいとというのは私が実際に感じていて、オンラインは遠方で通えない方やパニック障がいなどで外出が困難な方、いきなりカウンセラーに会うのが不安な方などが、まずそのカウンセラーを知ってもらい、面談でのカウンセリングが出来るようになるための準備としてオンラインは有効との考えは変えようとは思っていない自分も居るのですが…

「不要不急」というコトバ、これが騒ぎが始まった当初から言われた際に「思い込み」となってしまったことで、その後のお客様減少につながっていると考えられるからです。

そもそもカウンセリングを必要とされる方は「不安がち」な方が多いモノです。
感染者が増える→外出自粛という流れが一つの流れとなり「思い込み」となってしまい、これが今でも続いていることが考えられます。

実際にお客様の増減と感染者の推移を比べるとほぼ合致することが、この一年間の流れとして見えて来ました。
感染者が減って来るとお客様が少し増えてくる、感染者が増えてくるとお客様が減る、という現象が実際に起こっている。
世の中ではもうあまり外出自粛はしなくても良いよ、場所によってはマスクもしなくて良いよ、という広報がされていますが、やっぱり最初に出来てしまった思い込みってなかなか変えることが出来ない、というココロの動きを物語っています。

さらにここ最近の物価高によって、可処分所得が減ってしまうとカウンセリングやマッサージ、ネイルサロンといった所は「不要不急」な場所となってしまう訳です。
個人事業主としてそのようなお店をやっている方たちとの交流も多少あり、情報交換などもしているのですが、飲食店などはやっと少し上向いてきた、という方も居る一方で、リピートして下さるお客様のリピート回数の減少など含めてお客様の減少が続いている、というお店もまだ多くあります。

私の営業努力不足もあると思いますし、感染症という人間のチカラではどうしようもないことが原因となっているため、これ以上どうしようもないと考え、今の自分に出来ることを精一杯やるしかないのですが、その辺りはどうも楽観的になれない自分も居ます。

自分にとっての不要不急はそれぞれ違っているはずですし、一律に外出を自粛する必要もなくなり、むしろ「旅行に行きましょう」という施策を打ち出している今、自分にとって「必要至急」が何なのかを考えながら、そろそろ「不要不急」という言葉の呪縛から皆さんが解放されないかなぁ…と願う日々です。

以上、個人事業主の愚痴でした。


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