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虐待防止-その支援の形

今日は私の趣味に絡めて少しお話を。
(個人でやっているブログを引用します)

昨日は「青少年の自立を支える会コンサート」を観に、宇都宮市文化会館まで行ってきました♪

まず青少年の自立を支える会について少し…

この会は「義務教育終了後または高校中退し、就労しないなど不安定な生活をしている、親と暮らすことができない青少年の社会的自立支援を目的(ホームページより抜粋)に活動をされている会です。

虐待を受けてココロに傷を負ってしまった子供など、いわゆる「子供らしく」「普通の家庭」で暮らすことが出来ず施設等で過ごす子供たちの社会的自立を支援するこういった活動はとても大切なことで、私自身も「虐待を無くしたい」という想いをその目的の一つとしてカウンセリングという仕事をしていることから、このような活動の支援は今後も続けていきたいと思っています。

青少年の自立を支える会ホームページ

というわけで小雨が降る中、文化会館へ。

到着すると既に長い入場待ちの列が…

出演者の人気の高さに加え、このような活動に賛同される方がこれだけ居てくれるのか、と思うとココロ強くもなりました。

会の理事長さんの挨拶の後、ライブはスタート!

昨日のライブにはEW&Fリスペクトバンド「I AM」と、栃木が世界に誇るブルースギタリスト『Shun』さんこと「菊田俊介」さん♪

まずはI AMのステージからライブがスタート。

昨日はホールステージということもあってか、トランペット、トロンボーン、サックス×2とホーンセクションもしっかり入って、EW&Fの世界を完全再現されました。

まあこの方々は長いこと活動されているだけあって安定した演奏はもちろんですが、盛り上げ上手でもあり。

MCでは客席の笑いを誘いながらも、いざ演奏となるとそれぞれのサウンドがバランス良くかつ目立つべきところはしっかりと目立ち、曲としての完成度が高いというその緩急の付け方の巧みさも魅力です。

演奏が始まればもうそこは70~80年代のディスコと化し、ミラーボールでも回ろうものならさらにその雰囲気もアップし、グルーブ感たっぷりな、誰もが「どこかで必ず聴いたことがある」ヒットナンバーの連続とくれば、聴いている側も自然とカラダが動き、年代関係なく盛り上がってしまいますね。(メンバーさんの中には「人間ミラーボール」みたいな人も居ますし(^^;)

とにかく見て楽しい、聴いて楽しいという意味で特にディスコ世代の方々には刺さるバンドです♪

様々なイベント等にも出演されているので、機会があればぜひ観て頂きたいバンドです!

I AM Facebookページ

休憩を挟んでかのクリント・イーストウッドをして” Shogun of the blues ”(ブルースの将軍)と言わしめた菊田俊介さんのステージがスタート♪

菊田俊介さん「菊田俊介 Official Website」

ブログ「Shun Kikuta Life and Music」

メンバーはI AMで鉄壁のリズムセクションと謳われるドラムの金指さんとベースのヒサノリさん、キーボードにヤンさんという4人編成。

個人的にはヤンさんのキーボードがすごく久しぶりに聴けて、懐かしさを感じていました。

ヤンさんのキーボードはその音作りからして曲の中に一味スパイスを加えてくれる感じで、バンドサウンドに広がりが加わって一層味わい深いモノにしてくれます。

セットリストはブルースの定番からShunさんのオリジナル、また「Stand by Me(ブルースアレンジ)」といった誰でも知っている曲までバラエティに富んでいて、Shunさんの音楽性の広さも楽しめました。

特に初お披露目となったShunさんのオリジナル曲「Misty 101」は渋いインストバラードで、情感たっぷりにギターソロを聴かせてくれるShunさんにはきっと、会場の皆さんも目が釘付けになったことと思います。

「Love Love Love」ではかわさきFM『金尾よしろうの「音楽魂」』という番組でパーソナリティをなさっている、ヴォーカリストの金尾よしろうさん、そしてこの曲に日本語訳詩を付けられたヴォーカリストの松下年見さんがコーラスで参加され、曲に花を添えられました。

金尾さんの番組にはShunさんも時折出演されているので、ぜひ聞いてみて下さい!

かわさきFMホームページ

金尾よしろうさん「金尾よしろう(伝説 照和出身のボーカリスト)」

松下年見さん「終わりのない旅-Love Love Love」

宇都宮でのライブではほぼお約束となっている「Sweet Home Chicago(Utsunomiya)」でShunさんのステージは終了、アンコールはI AMの皆さんとShunさんによるEW&Fの「Shining Star」で〆られました♪

時にアグレッシブに、時にじっくりとブルースサウンドを奏でられたShunさんでしたが途中のMCでは、ご自身が宇都宮で過ごした学生時代から渡米してブルースに出会い、そこからの活動などについて話されるシーンがありました。

これまでShunさんのライブを観ている方は聞いたことがある話だと思いますが、昨日は何となくなんですけど会場に来ていたこの会が運営している施設で暮らす子供たちに向けて「君たちの未来は明るく輝いているから大丈夫だよ」というようなメッセージのようにも感じられて、ココロが温かくなりました。

コンサート冒頭、理事長さんの挨拶の中でもあったのですが今の日本において、児童虐待は危機的状況にあると言えます。

最近でも頻繁に子供が親に虐待されて命を落とすという事件が報じられていますが、これは子供の命が失われてしまったからニュースになっていて、そこまでは至らずとも今この瞬間も虐待を受け、けどその環境から逃れられずにいる子供たちがたくさんいます。

虐待が疑われるケースについて国民に通報する義務が課されて以来、毎年その件数は増えているのですがそれに対応する児童相談所等の職員の数が足りておらず、個別の案件に対応し切れていない現実もあります。

そのような状況の中、虐待を受けココロに傷を負ってしまった子供たちが安心して暮らしながらその傷を癒す環境も必要で、その意味でもこの会のような存在はとても大切なモノとなります。

そしてそもそもの問題として、虐待を無くしていくには何をしていけば良いのかについて考えて行くことも今、大事な課題となっていると私は考えています。

少子化対策として子育て政策に力を入れるのも良いのですが、今この瞬間、虐待にひたすら耐えながらそれでも日々を生き続けている子供たちへの支援も考えて欲しい。

そしてそういった現実があるという実情を、一人でも多くの人に知って欲しい。

それぞれが出来る支援を出来る限りしてもらえるようになって欲しい。

そんなことを感じました。

虐待の現状等については、手前味噌ながら以下のページをご覧頂ければ幸いです。

「虐待はなぜ起こるのか?」

Shunさん、I AMの皆さん、金尾よしろうさん、松下年見さん、そしてこのコンサートを作り支えたスタッフの皆さん、お疲れさまでした。

素敵で暖かなコンサート、充分に楽しめました。
ありがとうございました。

私も出来る限りこのような活動を支援し、私自身も虐待を無くしていけるよう、これから一層努力しようと思いました。

またこのようにコンサートを観に行く、イベントに参加することでも支援が出来ます。
少しだけアンテナの感度を上げて、皆さんの近くでこのようなイベントがあった際は是非、参加して下さい。

頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます